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鎌倉のカフェで平面アート公募展 「店内を作品で埋め尽くしたい」 

「かま展」会場はテラス席もある広々とした佐助カフェ

「かま展」会場はテラス席もある広々とした佐助カフェ

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 鎌倉の「佐助カフェ」(鎌倉市佐助)が現在、平面アート作品の公募展「かま展」への出展を募っている。

「店内を作品で埋め尽くしたい」と話す島崎亮平さん

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 絵画や写真などの平面アート作品をプロ・アマを問わず、自由なテーマで募集する同展。

 同展を開くきっかけを店主の島崎亮平さんは「ロンドンに住んでいた20代の頃、王立芸術院で開かれていた『サマーエキシビション』を見て」と振り返り、「子どもからお年寄りまで、プロもアマも関係なく展示される楽しいイベントで、ロンドン子にとっては夏の風物詩になっていた。開店から2年。サマーエキシビションのように、誰もが出展できたり見て楽しめたりする公募展のミニ版をやってみたくなった」と説明する。

 島崎さんは、知人と実行委員会を結成し企画を練った。課題が出る度に検討を重ね、プロの作家にもアドバイスを求めたという。「結局、やってみなければ分からないことが多過ぎるため、今回は『第0回』のトライアルと位置付けた」と話す。

 「展示は自分を表現する絶好の場。多くの人の目に触れるチャンスでもある。作品を売りたい人は価格を付けての出展も受け付ける。もちろんプロにも参加してほしい。出品者同士の交流の場にもなれば」と島崎さん。「趣旨に共感してくれる人が増え、ゆくゆくはいろいろな場所が会場になって観覧者が市内を回遊したり、作品が各所を巡回したりするような規模のイベントにしていきたい。10年後には鎌倉の風物詩になっていたらうれしい」とも。

 出展できる作品のサイズはF4(33.3センチ×24.2センチ)以内、厚さ5センチ以内。額装は自由で、搬入は郵送または持ち込みを求める。出展料は1点につき500円。簡単な事前審査があり、日本画家の村越由子さん、洋画家の阿部武史さん、図工作家のミノオカリョウスケさんほか、同展実行委員会メンバーらが審査する。賞は、「鎌倉市長賞」「かま展賞」「キッズ敢闘賞」などを用意した。

 島崎さんは「趣味で続けてきた人、アーティストを目指す若者、これを機に挑戦したい人など誰でも歓迎。壁や柱、天井、展示する場所がなくなってトイレの壁も使うくらいたくさんの作品を展示したい」と意気込む。

 出展締め切りは12月26日。開催期間は来年1月21日~2月14日。開場時間は11時~17時。火曜・水曜休催。

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