鎌倉商工会議所(鎌倉市御成町)地下ホールで7月9日、「~市民が主役のまちづくり~未来創造シンポジウム」が開かれる。主催は鎌倉市。
鯖江市民などと対談する松尾崇・鎌倉市長。第3部のパネルディスカッションにも登場する
日本のナショナルトラスト運動発祥の地でもあり、市民活動や恊働によるまちづくりが盛んな鎌倉。市は現在「市民活動推進条例(仮称)」制定に向けた準備を進めている。同イベントは市民や市民活動団体、企業、行政が相互に理解を深め意見交換を行う場として企画した。
ゲストには、「市民が主役」というキャッチフレーズの下、官民一体となってまちづくりを進める福井県鯖江市で活動するキーパーソン3人を迎える。鎌倉市の担当者は「文字通り『市民が主役』を体現している3人の話を聞ける機会はなかなかない。痛快なエピソードも飛び出しそうで楽しみ」と話す。
第1部は、鎌倉市市民活動推進条例検討委員会(仮称)委員で東北芸術工科大学教授・志村直愛さん、逗子文化プラザ市民交流センター館長・手塚明美さん、鯖江市長・牧野百男さんによる講演「市民活動を推進する条例づくりに向けて」。
第2部は「市民がやっちゃう!地域貢献のカタチ」と題して、鯖江市からNPO法人エル・コミュニティ代表・竹部美樹さんとjig.jp社長・福野泰介さん、鎌倉市からはカヤックCEO・柳澤大輔さん、鎌倉市長・松尾崇さんが登壇し対談や事例紹介を行う。
第3部は前半の登壇者らが「これからの『つながる共創』のつくり方」をテーマにディスカッションする。
担当者は「登壇するのはとにかくパワフルで魅力的な方ばかり。市民活動やまちづくりというと自分とは関係ないと思いがちだが、未来創造というタイトルにふさわしく『もっといろんなことができそうだ』と市民がポジティブな気持ちを持つきっかけになれば」と話す。
開催時間は13時~16時30分。参加無料。定員150人。申し込み方法はホームページで確認できる。