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鎌倉インテルの新ホームスタジアム完成 記念イベントに300人

セレモニー参加者190人での記念撮影。この後、地域の人が加わり約300人に

セレモニー参加者190人での記念撮影。この後、地域の人が加わり約300人に

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 神奈川県社会人サッカーリーグ1部「鎌倉インターナショナルFC(通称=鎌倉インテル)」(鎌倉市台)の新たなホームグラウンド「ゴールドクレストスタジアム鎌倉」(通称=クレスタ)が完成し、1月25日に開かれたオープニングイベントには約300人が来場した。

四方健太郎さん(スーツ姿の左)ほか、クラウドファンディングでの支援者代表らによるテープカット

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 同スタジアムは、昨年秋に閉鎖となった「みんなの鳩サブレースタジアム(通称=鳩スタ)」に代わり、クラウドファンディングで集めた1億円を超える資金などで開設した市内唯一の人工芝サッカー専用グラウンド。湘南モノレール富士見町駅から徒歩3分で、マンションや住宅に囲まれた立地。

 当日は、同クラブ代表の四方健太郎さんのあいさつでセレモニーがスタート。四方さんは「子どもや大人、高齢者など地域の人を中心に、みんながわくわくする、より良い場所に作り上げていきたい」と話した。その後、来賓のあいさつ、テープカットに続き、同クラブのチアダンスチーム「インテルチア」がパフォーマンスを披露した。

 セレモニーが終わると、地元小学生チームによるエキシビションマッチのほか、参加者らがグラウンドを走り回ったり、ボールを追いかけたり、日なたぼっこしたりするなど自由に楽しんだ。生後5カ月の乳児を抱いて参加した矢田彩乃さんは「近所に緑のグラウンドができてうれしい。家族でインテルの応援にも来たいし、やがてはこの子と一緒に走ってみたい」と笑顔で話した。

 同スタジアムは、102×64メートルのサッカーコートや観戦用スタンドのほか、事務所や更衣室が入るビルシステム棟、トイレ、室内シャワー、室外シャワー、駐輪場などを備える。11人制のサッカーだけでなく、分割して少年用コートとして使えるほか、サッカー以外のスポーツやイベント、撮影などにも貸し出す。

 同クラブ広報の榎本弦さんは「観戦スタンドの増設、更衣室や女子用トイレの増設、けがのリスクを軽減する人工芝を張るなど、鳩スタでの運営経験を生かしたスタジアムが完成した」と胸を張る。

 同クラブは、人種や宗教、性別、年齢など境界線を持たないことをコンセプトに、将来のJリーグ加盟や海外で活躍する選手・人材の育成を目標に、2018(平成30)年に設立。トップチームのほか、ジュニア世代のアカデミーやサッカースクール、チアダンススクール、シニア向けの健康体操教室などで同スタジアムを使う。

 榎本さんは「来場者や多くの支援者に、ようやく完成の報告ができてほっとしている。クレスタと鎌倉インテルに愛着を持ってもらえるよう努めなければと、身の引き締まる思いがした」とイベントを振り返り、「鳩スタ以上に、多くの人に観戦してもらえる環境も整った。これからたくさんの歓喜の瞬間を分かち合いたい」と話す。

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