鎌倉市出身・在住のお笑い芸人、野々垣濯太(あろうた)さんが同市をかたどり制作したジグゾーパズルの贈呈式が12月22日、同市役所で行われた。
制作したパズルの名称は「マチ×アワセ『かまくら』」。市内を郵便番号で分けた44ピースからなる。吉本のご当地芸人コンビ「ねたのおにいさん」として活動する野々垣さんが子どもたちに楽しみながら地元を知り好きになってもらおうと企画、地域クラウドファンド「iikuni」で募った資金と藤沢市の「ファブラボ」の協力を得て完成させた。制作は野々垣さん自らレーザーカッターなどの機械の使い方を教わり手作業で行ったという。
寄贈したパズルの数は33セット、36万円相当。今後、鎌倉市を通じて同市内16施設と小学校16校に配られる予定。
贈呈式には安良岡靖史鎌倉市教育長が出席した。冒頭あいさつに立った野々垣さんが「ちょっとしたアイデアだったものが多くの方の協力を得て完成まで辿り着いた」と感謝の気持ちを述べると、安良岡教育長は「このパズルは鎌倉市で生まれ育った野々垣さんならでは。地域のために活動していただけるのはありがたいこと」と言葉を返し、野々垣さんに感謝状を手渡した。