鎌倉市に縁のある作品を取り上げる「鎌倉名画座」の第12回上映会が来年2月18日、鎌倉生涯学習センター(鎌倉市小町1)で開催される。主催は鎌倉市芸術文化振興財団(TEL 0467-23-3755)。
上映作品は「東京暮色」。当日はゲストに同作主演の女優・有馬稲子さんを迎えトークショーも行う。
同作は1957(昭和32)年4月30日公開。140分のモノクロ映画で監督は小津安二郎。ジェームス・ディーン主演の「エデンの東」(1955年)の小津的翻案とされ、小津作品中で最も悲劇的な作品とも評される。
あらすじは、男手一つで2人の娘を育て今は次女の明子(有馬稲子)と暮らしている銀行員・杉山周吉(笠智衆)の元に、既に嫁いだ長女・孝子 (原節子)が突然子どもを連れて戻って来る。明子は年下の恋人・木村(田浦正巳)や、その友人たちの奔放な生活に引かれているが妊娠を告げた途端、木村は明子を避け始める。木村を探し回るうちに、偶然自分の母親の秘密を知ってしまう…。
12時30分開場、13時開演。終演は16時を予定。チケットは全席指定で、前売り=1,200円、当日=1,500円。問い合わせは同財団まで。