学生から募集したまちづくりに関する案を競う「第4回鎌倉市まちづくりプランコンテスト」の決選大会が11月27日、大船観音寺(鎌倉市岡本1)で開催された。
審査員優秀賞を受賞した松崎真梨那さん、赤木希美さん、塩原慶之さん(左から)
選考に残った5つの候補の中から審査員優秀賞に「かまっこ花火~あかりにのせる子どもたちの想い~」、鎌倉市長賞に「鎌倉CO*DESIGNプロジェクト~日本一インターナショナルな国へ~」が選ばれた。
「かまっこ花火」は文教大学梅村ゼミからの提案。鎌倉市民17万人から50円ずつ寄付を集め花火大会を開くというもの。開催時期は観光客が少ない2月。毎年夏に開催される「鎌倉花火大会」と同じ由比ガ浜海岸から、500発前後の通常花火と子どもたちから募集したデザイン花火10発を打ち上げる。市外からの集客を望まず、市民による花火大会にするため屋台などの出店は禁止し、告知には回覧板を使用、集金は市内に設置した募金箱で行うことなどがポイント。
「鎌倉CO*DESIGN」も同じく文教大学梅村ゼミから。市内の中学生が英語圏へ2週間の研修を行う「青少年海外研修」、鶴岡八幡宮の参道に世界各国料理を集め市内飲食店と出店する「八食祭(はっしょくさい)」、お茶会や季節ごとの散策、座禅会などで外国人との交流促進とともに、いわゆる婚活も行う「KAMAtching(カマッチング)」の3つの活動を柱に、若者が住みたくなる魅力あるまちづくりを目指す。
2つのプランは今後、同コンテスト実行委員会事務局を交えて具体的な実施検討に入る。