由比ガ浜・六地蔵前の通りに昨年10月21日、「鎌倉ダイニング由比っと」(鎌倉市由比ガ浜2、TEL046-37-9286)がオープンした。地元生産者などから直接仕入れた食材を使ったメニューを提供するとともに、食材や調味料も販売する。
建物は2階建てで、店舗面積は約17坪。席数は24席で、1階がカウンター席と物販スペース、2階がテーブル席となっている。
同店で使われる主な食材は全てオーナーシェフの横濱大輔さんが生産者の元を訪れて目利きしたもの。「丹精込めて作られたこだわり食材をおいしく食べてもらうだけでなく、生産者と消費者が関わりを持つための拠点にしたい」と話す。
主なメニューは横濱さんの父が作った化学肥料を使わない「おやじの野菜」(横浜市瀬谷区)のバーニャカウダ(500円)、「井出トマト農園」の無添加トマトケチャップをふんだんに使った「神のナポリタン」(1,300円)、1カ月に100頭しか出荷されない「みやじ豚」のステーキ(1,980円)、パン用小麦「ユメシホウ」(以上、藤沢市)のシフォンケーキ(500円)など。価格は全て税別。
調理は化学調味料を一切使わない。長年ホテルの料理長を務めた横濱さんが「生産者に失礼がないよう、食材にストレスをかけないよう」腕を振るう。鎌倉市内でも観光客より住民の行き来が多い通りに出店したのは、「味が分かり健康意識も高い地元の方にこそ来てもらいたいから。ゆったりとしたスペースでくつろいで、笑顔に、健康に、幸せになってほしい」と思いを語る。
店舗ではメニューに使われている野菜や調味料のほか、神奈川県産のコーヒーやジュース、ドライフルーツなど約40品目を販売している。
営業時間は11時~22時。水曜定休。