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絵本「モノレールのたび」 大船駅で発刊記念車両出発式 サイン会も

出発式の大型ポスター。絵本の表紙を全面にレイアウトした

出発式の大型ポスター。絵本の表紙を全面にレイアウトした

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 湘南モノレールは大船駅(鎌倉市大船1)で9月10日、絵本「モノレールのたび」の発売を記念した特別列車の運行出発式が開かれる。

表面には絵本に登場するロケーションが、裏面には同路線の豆知識や魅力を掲載した

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 もともと同書は「かがくのとも」2014年2月号の付録冊子だった。「全国的にも珍しい懸垂式のモノレールで、高低差のある山や街並みをジェットコースターのように駆け抜ける姿に魅力を感じ絵本にすべき題材だと思い取り上げた」とは出版元である福音館書店担当者。絵本作家のみねおみつさんが、市街地から住宅地、海が見える町までモノレールでの空中散歩の様子を描いた。評判が良かったことから、9月6日にあらためて単体の絵本として発売されることになった。

 同書の発売を記念して運行するのが「モノレールのたび号」。ヘッドマークは表紙をモチーフにしたデザインで、車内には本文に登場するシーンの絵を掲示し10月31日まで運行する。

 11時からの出発式では、8月に開いた「みねおみつさんによるお絵かき教室」の参加者から選ばれた子ども2人が駅長となってヘッドマークを贈呈し、11時30分発の同号に発車合図を出す。みねおさんや福音館書店関係者、鎌倉もののふ隊らも参加、司会は同路線オフィシャルサポーターのDJ・HAGGYさんが担当する。

 来場者には、みねおさんが新たに書き下ろした沿線マップを進呈する。同マップは、絵本に登場する場面のロケ地が紹介されており、車窓から眺めたり、地上から見比べたりして楽しむことができる。裏面では、モノレールの構造などの豆知識や同路線の魅力などを伝えている。

 出発式の後、同絵本の販売や購入者を対象としたみねおさんのサイン会、1日フリー乗車券が当たる抽選会を開く。構内ホームギャラリーでは同教室で参加者が描いた作品を15日まで展示する。

 同社広報の石川育代さんは「発売されたばかりの絵本と期間限定車両を同時に楽しめるイベント。進呈するマップを手に、そのまま沿線散歩を楽しんでいただければ」と話す。

 開催時間は11時~12時10分。参加無料だが入場券または乗車券が必要。同書は1部900円(税別)。全国の書店などで購入できる。

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