鎌倉駅前のビル屋上で唄と三味線の「荻江節」 サンセット時に開演

会場となる屋上デッキスペースからは鎌倉の山や海、刻一刻と色を変える空を眺めることができる

会場となる屋上デッキスペースからは鎌倉の山や海、刻一刻と色を変える空を眺めることができる

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 「三味線 荻江節Sunset Night」が12月27日、ハンバーガー店「ルーフトップス」(鎌倉市小町1)で開かれる。

鎌倉でも3代続く伝統芸能「荻江節」の家元・荻江寿慎さん。ワークショップを開くなど普及にも積極的。今回初めて野外での演奏に挑戦する

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 荻江節は長唄にルーツを持つ三味線音楽で、250年続く伝統芸能。鎌倉でも120年の歴史があり、その継承者である荻江寿慎さんが鎌倉駅前のビル6階にある同店で演奏する。

 同店はグルメバーガーをメーンとしたカフェ&バーで、席数は屋内22席、屋外24席。当日は、西側に連なる鎌倉の山々から南側の海までが一望できる屋外デッキスペースで行う。

 開演時間は日没のころ。参加者は夕焼けから星空に変わっていくダイナミックな風景をバックに、荻江さんの唄と三味線の音色に耳を傾ける。

 「今年5月のオープン以降、自然を感じながらのヨガのワークショップなどで楽しんでいただいているが、このシチュエーションで音楽のイベントを開きたかった」という同店マネジャーの池永弘さん。以前からサーフィンや犬の散歩時に顔を合わせることがあった荻江さんに演奏をオファーした。

 荻江さんは「これまで発表の場は都内の劇場がほとんどで、鎌倉で演奏する機会が少なかった。地元での活動を広げていきたいと考えていたので、話を頂いたときはうれしかった。屋外での演奏も初めてなので楽しみ」と話す。

 当日は演奏だけでなく解説も行い、参加者が三味線に触れる時間も設ける。

 池永さんは「寒い時期の屋上だが、テーブルの裏にヒーターが付いたこたつ席を用意する。自然を感じながら音楽と食事を楽しんでほしい。大人同士はもちろん、家族連れでもお越しいただければ」と来店を呼び掛ける。

 開演は日没時(15時開場)。参加費は4,500円(1ドリンク1ディッシュ付き)。先着20人。申し込み方法はホームページで確認できる

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