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鎌倉材木座海岸で5年ぶりに流鏑馬 秋の砂浜を武者姿で疾走

見事に命中した瞬間。伝統を感じる装束の向こうにヨットの帆が見える風景が海岸ならでは(前回の様子)

見事に命中した瞬間。伝統を感じる装束の向こうにヨットの帆が見える風景が海岸ならでは(前回の様子)

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 鎌倉材木座海岸で11月11日、明治150年を記念した「鎌倉流鏑馬(やぶさめ)」が開かれる。

騎射が終わり馬場を引き返す。開放感のある砂浜は神社の境内などとは異なる雰囲気

 鎌倉では毎年春と秋に鶴岡八幡宮境内で開かれているが、海岸で行うのは5年ぶりで3回目。今年が明治150年に当たるため、明治天皇の勅命(ちょくめい)により創建された鎌倉宮(鎌倉市二階堂)の神事として、鎌倉市の安寧、海上安全、大漁豊魚、五穀豊穣、商売繁盛を祈る。

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 「伝統文化の裾野を広げ継承していくために、より多くの人に見ていただこうと砂浜という開かれた場所を選んだ」と話すのは実行委員会事務局の高橋浩司さん。「1が並ぶ日の11時11分から神事を始める予定」と続ける。

 鏑矢奉納、願文奏上、玉串奉献、天長地久の式などの神事に続き、武田流が諸役を務める騎射へ。射手は長さ300メートルの馬場を東から西に向け馬を走らせ、海側に立つ3カ所の的に馬上から1本ずつ弓を射っていく。招待席以外は観覧が自由で、前回は1000人近くが来場したという。

 流鏑馬に合わせて、鎌倉宮1階休憩所で写真展や講座などイベントも開く。11月1日~11日の「近代流鏑馬の歴史写真展」では、1931(昭和6)年に同宮で初めて開いた際の写真の展示や当時の貴重な動画もモニターに映し出すほか、これまでの取り組みや武田流の歴史、昨年カザフスタンの首都アスタナで行った流鏑馬の写真なども展示する。4日13時30分からは、日本古式弓馬術協会の豊田重之理事長による「流鏑馬教養講座」を開き、歴史や馬具、装束などを解説する。

 高橋さんは「日本の古い文化を間近で体感する良い機会。広々とした海岸で迫力ある様子を見て記憶にとどめていただければ」と来場を呼び掛ける。

 開催時間は11時~13時ごろ。参加無料。前日の10日の11時~12時にはビーチクリーンを行う。