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北鎌倉に特化した初の英語版マップ 「おみくじ」「お参り」「御朱印」など豆知識も

初めて作った英語版を手にする藤川さん。「一人でも多くの外国の方が、より深い北鎌倉の魅力に触れるきっかけになれば」

初めて作った英語版を手にする藤川さん。「一人でも多くの外国の方が、より深い北鎌倉の魅力に触れるきっかけになれば」

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 北鎌倉の商観光を考える会(鎌倉市山ノ内)は10月31日、近隣の店舗や寺院などの紹介や地図を掲載し30年間無料で配布している「北鎌倉名刹(めいさつ)マップ『2018 ENJOY KITAKAMAKURA』」の英語版を初めて発行した。

中面には地図とエリア内の寺院の紹介のほか、「おみくじ」「絵馬」「御朱印」など外国人に向けた豆知識も掲載した

 北鎌倉に店舗が増え始めた約30年前に活動を始めた同会。発起人の一人である藤川譲治さんは「もともとは近隣店舗の仲間が、放置されていたごみ集めや川の清掃をしようと集まったのがきっかけ」と当時を振り返る。「お互いを知らなかった店舗に横のつながりが生まれイベントなども開いたが、30年たった今でも続いているのがマップ」と話す。

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 門前で商売を営む会員店舗などの活性化につながればと、日本語版は春と秋に毎年4万部前後を発行してきた。「外国人観光客が増えている上、ラグビーワールドカップやオリンピック・パラリンピックが迫っていることもあり、助成金を活用して英語版を作ろう」ということなった。「北鎌倉に特化した英語版のマップはこれまでなかったはず」と言う。

 マップでは日本版と同様に北鎌倉エリアの飲食や物販の店、美術館、ギャラリー、アトリエなどのほか、建長寺や円覚寺をはじめとする周辺の8つの寺も紹介。外国人向けに「おみくじ」「絵馬」「御朱印」「お参りの方法」「禅について」などの解説を追加した。

 このところ新しいレストランなどのオープンも相次ぎ、「新たに12店に声を掛けたところ10店が入会してくださり、より中身の濃いマップになった」と胸を張る。

 掲載の店舗や寺院、JR北鎌倉駅、鎌倉市観光協会、都内のホテルなどで無料配布中。今回は3万部、2019年春にも配布を予定している。

 「手にした外国の方々が北鎌倉の魅力に触れるきっかけになればうれしい。迎える側もツールとしてさまざまなシーンで役立てて」と藤川さん。「評判が良ければ今後も続け、ほかの言語版の発行も視野に入れたい」と抱負を話す。