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禅とマインドフルネスの国際フォーラム「Zen2.0」 為末大さん講演や食べる瞑想も

朝8時から行われた朝ヨガには100人近くが集まった(昨年の様子)

朝8時から行われた朝ヨガには100人近くが集まった(昨年の様子)

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 鎌倉の建長寺(鎌倉市山ノ内8)と隣接する鎌倉学園高校で9月8日・9日、禅やマインドフルネスの国際フォーラム「Zen2.0」が開かれる。

2日間のフィナーレを飾ったパネルディスカッション(昨年の様子)

 「伝統文化や最先端テクノロジーのほか、あらゆる多様性を融合させた場を形成し、講演会や体験、参加者相互の交流機会を提供したい」と話すのは主催するZEN2.0共同代表の宍戸幹央さん。「マインドフルシティー鎌倉で、日本最初の本格的禅道場でもあった建長寺から世界に発信することに意義がある」と続ける。

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 昨年は2日間で延べ500人近い来場があり、講演のほか早朝ヨガ、坐禅体験会、尺八の演奏によるマインドフルネス体験など体を使ったプログラムが人気だったという。「落ち着く場所だと感じると同時に熱気とパワーがすごかった」「講師が豪華な顔ぶれで驚いた」「日本ならでは、鎌倉ならではの内容であらためて地元が好きになった」などの感想が寄せられた。アンケートの「また参加したいですか」の問いには「はい」が90%を超えたという。

 2回目となる今年のテーマは「感じる身体(からだ)・実践する心」で、より体感プログラムを増やした。「食べる瞑想(めいそう)」は単に空腹を満たすための手段ではなく、食べた物が自分の身になりエネルギーになる過程を感じるマインドフルネスの実践。五感を研ぎ澄ませながら、北鎌倉の料亭「鉢の木」の精進料理を食べる。鎌倉在住で尺八を通し禅の精神と身体性を伝える全(ZEN)さんが講師を務める「吹禅~呼吸と音は語る~」のほか、ジャクリーンハーグリーヴスさんによる「マインドフルネスヨガ 身体とつながる瞬間~真の休息状態を呼び起こすために~」、清水ハン栄治さんによる「プチ超人化を可能にする、Wim Hof Method入門」など実践者の指導で禅やマインドフルネスを体験する。

 講演は、松木正さんの「ヒーローの旅と死と再生~『成長』は死に続けること~」、三宅陽一郎さんの「禅と人工知能」、前野隆司さんの「幸せと利他と平和」、為末大さんの「禅とスポーツ」など。

 対談では、世界的なコンサルファーム「A.T.カーニー」日本法人会長で瞑想が日課だという梅澤高明さんと著書に「禅とハードル」がある元陸上選手の為末大さんが「ビジネス界・スポーツ界における禅・瞑想の可能性」をテーマにトークする。

 2日目の最後にはパネルディスカッションを用意。臨済禅僧の細川晋輔さん、浄土真宗僧侶の松本紹圭さん、タイのテーラワーダで出家し英国で活動している比丘アチャン・ニャーナラトーさん、アメリカでマインドフルネスを広めているスタンフォード大学教授のスティーブン・マーフィ・重松さんらが、宗教・宗派や国境を超え「身体と禅・マインドフルネスの可能性」について語り合う。

 宍戸さんは「世界が求めている鎌倉にある禅。世界に広がるマインドフルネス。その融合が切り開く新しい可能性を体験しに来ていただければ」と参加を呼び掛ける。

 開催時間は両日とも9時~17時。参加費は、2日通し券=2万2,000円、9月8日券=1万5,000円、9月9日券=1万7,000円。鎌倉在住・在勤・在学者には「地元割」がある。詳しくはホームページで確認できる。