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鎌倉の小町と長谷にコーヒー店 辻堂のスペシャルティコーヒー店が多店舗化

モノトーンとブラウンの店内。米国から届く焙煎機を待つ

モノトーンとブラウンの店内。米国から届く焙煎機を待つ

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 「27 COFFEE ROASTERS KAMAKURA Komachi St.(トゥエンティ コーヒーロースターズ カマクラコマチストリート)」(鎌倉市小町)が3月3日、鎌倉の小町にオープンした。運営はコーヒー豆専門店「27 COFFEE ROASTERS」(藤沢市辻堂元町)。

長谷の「pasp」のアプローチ

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 鎌倉駅東口の小町通りから路地に入ってすぐのビル1階にオープンした同店。店舗面積は約100平方メートル、席数は20席。当面はコーヒー豆とドリンクを販売し、アメリカから焙煎(ばいせん)機が届くのを待って、7月に焙煎所併設店としてのグランドオープンを予定する。

 店主は葛西甲乙さん。1997(平成9)年に立ち上げた「かさい珈琲」を2012(平成24)年、スペシャルティコーヒーに特化した「27 COFFEE ROASTERS」にリニューアルして運営してきた。主に中米のホンジュラスの生産者から買い付けたコーヒー豆を店内で焙煎して販売する。カフェやレストランへの卸し売りも行っており、すでに鎌倉市内に取引先があるという。

 葛西さんは「小町は覚悟が必要な場所。コーヒーの本質に特化した硬派な店にしたい」と話す。

 9日には、長谷に「『paso(パッソ)』by 27 COFFEE ROASTERS」(坂ノ下)も開いた。海岸に続く路地にある古民家で平屋建て。店舗面積は約100平方メートル、席数は24席。庭が見える縁側を生かしてカウンター席を設けるなど一棟を丸ごとリノベーションした。店名の「paso」は、ホンジュラスの公用語・スペイン語で「歩み、歩調」を意味し、葛西さんは「店までの道筋をわくわくしながら歩んでほしい。それぞれのペースでコーヒーの世界を歩んでほしいという願いを込めた」と話す。

 数年前から多店舗化を計画していたという葛西さんは「素晴らしいコーヒー豆を生涯を懸けて作ってくれる世界中の生産者に敬意を表して、自分も生涯を懸けてコーヒーに携わり、最善の方法と技術でお客さまに提供したい。この思いをスタッフと共有し、観光と伝統の古都で新しいカルチャーを提案していきたい」と意気込む。

 営業時間は、小町=10時~17時(土曜・日曜・祝日は9時から)、長谷=10時~16時。小町=火曜定休、長谷=土曜・日曜のみ営業。

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