鎌倉経済新聞の2022年上半期PV（ページビュー）ランキング1位は、夢だったカフェ出店をキッチンカー「ダブルトールコーヒー」でかなえた50代サーファーのニュースだった。

2位は藤沢市辻堂から鎌倉に2・3号店を出店した「27 COFFEE ROASTERS（トゥエンティ コーヒーロースターズ）」

　趣味のサーフィンを思う存分楽しもうと8年前に鎌倉に転居した桑原祥作さんが、「ダブルトールカフェ」（東京都渋谷区）のオリジナルのエスプレッソマシンを積み込んだキッチンカーで独立。スタートは都内だったが、昨年末から地元に拠点を移し、現在も鎌倉駅のホームから見えるホテルの駐車場をメインに営業を続けている。

　ランキングは1月1日から6月29日に配信したヘッドラインニュースのPVを集計したもの。上位10位のランキングは以下の通り（カッコ内は掲載日）。

1. 鎌倉にコーヒー提供のキッチンカー　サーファー店主がかなえたもう一つの夢（1/21）

2. 鎌倉の小町と長谷にコーヒー店　辻堂のスペシャルティコーヒー店が多店舗化（3/25）

3. 「鎌倉殿」の世界観を体感　鶴岡八幡宮境内に大河ドラマ館（3/3）

4. 鎌倉でモノレールサミット初開催　湘南モノレール全線開通50周年で（1/28）

5. 鎌倉殿と19人　鎌倉時代の女性を描いた書籍「女たちの鎌倉幕府」出版（2/15）

6. 湘南モノレールにラッピング車両　鎌倉のイラストレーターがペイント（1/14）

7. 鎌倉に能舞台を見下ろすカフェ　マスターは能楽師（5/27）

8. 鎌倉インテル新シーズン開幕　グラウンド完成追い風に1部昇格目指す（4/8）

9. 湘南モノレール50周年誌　貴重な資料や写真紹介（4/8）

10. 鎌倉で3年ぶり「子ども源平合戦」　古戦場跡のサッカー場で（4/28）

　2位もコーヒー店オープンのニュース。「27 COFFEE ROASTERS（トゥエンティ コーヒーロースターズ）」（藤沢市辻堂）が、もともとカフェやコーヒースタンドが多い鎌倉の小町と長谷に趣の異なる2店を開いた。

　3位の大河ドラマ館オープン、5位の書籍「女たちの鎌倉幕府」出版、9位の3年ぶりの「子ども源平合戦」など、NHKの大河ドラマ放映を背景に活気づく鎌倉の話題もランクインした。

　4位の「モノレールサミット」（コロナ禍で中止）、6位の市内在住のイラストレーターが描いた「ラッピング車両」、9位「50年誌」など、湘南モノレールの話題も多かった。

　東京から電車で1時間の鎌倉は、このところコロナ以前を思わせるほどの観光客でにぎわっている。コロナ禍の影響での店舗の入れ替わりが多く、イベントの復活の声も聞く。今後も変化に目を配り、いち早く地域の話題を伝えていきたい。