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鎌倉で子ども向け「しごとてん」 地元9社が出展、 パネル展示やワークショップも

しごとてんのフライヤー。身近にあるのに知らなかった仕事に出合う場を

しごとてんのフライヤー。身近にあるのに知らなかった仕事に出合う場を

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 地域の仕事を見て体験してもらう親子参加型イベント「~キミの好きを発見しよう~しごとてん鎌倉2022」が8月6日から、「MUJI.com(ムジコム)ホテルメトロポリタン鎌倉店」(鎌倉市小町)で開かれる。主催はコミュニティーFM局の鎌倉エフエム放送(長谷)。

「鎌倉グッドモーニングステーション」パーソナリティーの小松あかりさん(奥)

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 夏休み中の小中学生を対象に開催する同イベント。地域にどんな仕事があって、どんな人がどんな風に働いているのかを知ってもらおうと企画した。

 会期を6日~9日の前期と11日~14日の後期に分ける会場には9つの企業ブースが出展。鎌倉や湘南に根付き衣食住に関わる個性的な企業を探したという。

 各ブースで行うワークショップは、前期が、メーカーズシャツ鎌倉の「LOCAL NATURE ECOLOGY(ローカルナチュラルエコロジー) 新商品開発会議に参加しよう」、山水堂の「鎌倉彫の図案づくり体験」、ビルスキルの「おそうじロボットを動かしてみよう」、湘南菱油による「車をピカピカにしよう」(6日・7日のみ)。

 後期は、フリービーの「ジュース屋さん体験」、WOWN(ワオン)の「じぶんだけのホームページを作ってみよう」、スターホームの「きみだけのオリジナル住宅模型をつくってみよう」、湘南企画の「ワンポイントアイメイクレッスン」(11日・12日・13日のみ)。

 出展した各企業には、子どもを一人の人とみなして向き合ってほしい、意見やアイデアは今後に生かしてほしいと依頼したという。

 スタッフの宮下美咲さんは「たとえば、オリジナル住宅模型づくりの素材は発泡スチロールだが、1ミリずれただけで完成しない。ありきたりの簡単な工作ではなく、子どもたちに真剣に取り組んでもらいたいから難易度を高めた。子どもに同伴する保護者は手伝わずに、見守ったり一緒に考えたりしてほしい」と話す。

 前後期を通して開くワークショップ「ラジオ公開収録体験」は、会場内に鎌倉エフエム放送のラジオステーションを仮設。土曜8時から放送する情報番組「KAMAKURA GOOD MORNING STATION(鎌倉グッドモーニングステーション)」のパーソナリティー小松あかりさんの指導で、DJや各コーナーのナビゲーターを担当してもらう。体験の模様は収録し、同番組で放送する。

 「実は身近な所で、身近な大人が面白い仕事をしていることに気付かされた」と宮下さん。「働く大人と直接触れ合ってもらい、展示物を見たり、ワークショップを体験したりして、こんな仕事があることを知り、見つけた自分の『好き』で地域を動かす大人になってほしい」と期待を寄せる。「毎夏に開催する予定なので、今回は体験する側だった子どもが、10年後にボランティアスタッフとして体験してもらう側になってくれていたらうれしい」とも。

 開催時間は11時~16時。入場無料。8月14日まで。ワークショップは予約制で定員に達し次第受け付けを終了するが満席に近い。

 宮下さんは「ワークショップに参加できなくても、各ブースが展示しているパネルや商品などを見て回るだけでも楽しめる。お子さま連れで会場に足を運んでもらえたら」と呼びかける。

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