見る・遊ぶ 学ぶ・知る

文字のない「湘南ウィンメルブック」完成 鎌倉で手に取り楽しめる展示会

湘南をイメージした水色の表紙。A4判と携帯にも便利なB5判を用意した

湘南をイメージした水色の表紙。A4判と携帯にも便利なB5判を用意した

  • 12

  •  

 文字のない絵本「湘南ウィンメルブック」の発売日に合わせて「~子どもと街が絵本でつながる~湘南ウィンメルブック展」が4月12日から、「MUJI.comホテルメトロポリタン鎌倉店」(鎌倉市小町)で開かれる。

表紙を開くと湘南発祥の碑もある大磯のページから始まる

[広告]

 同書は、文字がないため読み手が物語を自由に想像して楽しめる、ドイツ語圏で親しまれている絵本の湘南版。制作した「seno atelier(セノアトリエ)」の妹尾和乃さんは、スイス在住時に手にしたことがきっかけで日本でも作ってみようと、現在居住している鎌倉を舞台に「鎌倉ウィンメルブック」を2022年、出版した。

 妹尾さんは「『子どもが夢中』『孫と一緒に見ている』『知っている鎌倉だから大人でも楽しめる』などのうれしい感想と同時に、ほかのエリアでも作ってほしいという声ももらった」と話し、「そこで、まずは周辺の街から始めようと湘南版を作り、お披露目の会を企画した」と続ける。

 当日は同書のほか、オリジナルのトートバッグやポストカード、絵本型クッキー、ドリップコーヒー、スイスの木製玩具なども販売する。

 会場には、同書に描かれた街並みを拡大したボードに、来場者が自由にイラストや工作を貼り付けることができる「みんなで作るウィンメルブックコーナー」、世界中の絵本を所蔵する「板橋区立いたばしボローニャ絵本館」が選書した絵本を並べ、親子でゆっくり楽しむことができる「ウィンメルブックコーナー」を設ける。

 「印刷会社と製本会社が厚意で作ってくれた」(妹尾さん)という特大版の同書も置くほか、同書と同じ表紙の豆本を作る「ミニウィンメルブックづくりワークショップ」(有料)も用意する。

 同書はA4判、全16ページで価格は3,300円。大磯、平塚、茅ヶ崎、辻堂、藤沢、鎌倉の街が、それぞれ見開きで描かれている。イラストは、NHK紅白歌合戦の広告や公式タイムテーブルのイラストを毎年描いている梶谷牧子さんに依頼した。

 妹尾さんがイメージした湘南各地の夏の風景を、梶谷さんがイラスト化していく作業が1年半続いた。「前作は従来のウィンメルブックのスタイルを踏襲してきたが、梶谷さんが次々と出してくれるアイデアに触れるうちに、こだわる必要がないことに気づいた」と振り返る妹尾さん。「古くからの絵巻や浮世絵、現代のアニメなど世界に誇れる日本の文化があるのだから、自分たちらしく作ってもいいのではと思うようになった。梶谷さんには自由に描いてもらい、ファンタジーの要素なども盛り込んだ新たなウィンメルブックができあがった」と胸を張る。

 「ベビーカーに乗った幼児が手にしているのをイメージして」(妹尾さん)携帯にも便利な小型のB5判(1,430円)のほか、同書をより楽しむために背景だけが描かれた塗り絵などで構成する40ページの「アクティビティーブック」(880円)も制作した。

 妹尾さんは「本を見ているだけでも楽しめるが、会場でウィンメルブックの世界観を体験してほしい。散策や観光、花見の途中で、ブラリと寄って」と来場を呼びかける。

 開催時間は10時~19時。入場無料。今月19日まで。

エリア一覧
北海道・東北
関東
東京23区
東京・多摩
中部
近畿
中国・四国
九州
海外
セレクト
動画ニュース