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5年ぶりの鎌倉花火大会で「ビーチゴーミング」 打ち上げ後、即ごみ集め

2019年のビーチゴーミング終了後の記念撮影。50個弱のごみ袋が集まった

2019年のビーチゴーミング終了後の記念撮影。50個弱のごみ袋が集まった

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 鎌倉由比ガ浜海岸・材木座海岸で7月17日に5年ぶりに開かれる「第76回鎌倉花火大会」当日、市民有志らが「ビーチゴーミング」と名付けたごみ集めの自主イベントを行う。主催はカマゾウビーチゴーミング実行員会。

まずはみんなで一緒に花火大会を楽しみ、終わったらビーチゴーミング

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 会員制図書室「かまくら駅前蔵書室(通称=カマゾウ)」の会員有志が2017(平成29)年に始めた同イベント。毎年10万人以上が集まる観客が砂浜に残したゴミを少しでも減らそうと考え、始めた活動で、コロナ禍で中止になる2019年まで3年間続けた。

 実行委員会代表の上岡洋一郎さんは「翌朝にビーチクリーンをするより、打ち上げが終わった瞬間からごみ袋の口を開いて、周囲の観客からごみを集めてしまおうというスタイル」と話し、「まずは最後までみんなで一緒に花火を楽しむのが大切」と続ける。

 暗くなった砂浜でも周囲から分かりやすくするために、メンバーは鮮やかな水色のTシャツを着用。毎回30人以上が5~6人のチームを作り、燃えるごみ、プラごみ、ペットボトル、瓶、缶などに分別して毎年30~50袋を集めてきた。

 「集めていると『ご苦労さまです』『ありがとうございます』と声をかけられるほか、『ペットボトルです』『分別した方がいいですか』など観客は協力的で、ごみに対する意識が高いことを実感した」と振り返る上岡さん。「5年ぶりに、ごみを媒介に、またたくさんの人と触れ合えるのも楽しみ」とも。

 「ビーチゴーミング」の名称は、海岸に打ち上げられた漂着物を集めたり観察したりする「ビーチコーミング」に「ごみ」を掛けた。「ごみを集めることでも楽しい発見がたくさんある」(上岡さん)と言う。

 上岡さんは「水色のTシャツ姿でごみ袋を持っているグループを見かけたら、ごみを手渡してほしい。一緒にごみを集めたい人は、水色の服やタオルなどを身に着けての当日参加も受け付ける。みんなで5年ぶりの花火を見て、楽しくごみを集めたい」と話す。

 集合時間は17時ごろ。集合場所は由比ガ浜の波打ち際で水色のTシャツの集団が目印。19時20分~20時10分の花火を観賞後、ごみ集めを行い、21時ごろに現地解散予定。

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