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鎌倉で「本当に」最後の「鳩スタ祭」 3年間の感謝込め

炭坑節のメロディーに乗せた「みんなの鳩音頭」のオリジナルダンスではスタジアムに一体感が生まれた(撮影=Kazuki Okamoto(ONELIFE))

炭坑節のメロディーに乗せた「みんなの鳩音頭」のオリジナルダンスではスタジアムに一体感が生まれた(撮影=Kazuki Okamoto(ONELIFE))

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 サッカーグラウンドを使って地域活性を目指す「鳩スタ祭2024夏」が8月10日、今秋で閉鎖される「みんなの鳩サブレースタジアム(通称=鳩スタ)」(鎌倉市梶原)で開かれる。

最後の「みんなの原っぱタイム」は、来場者が芝の上で思い思いに過ごす時間(撮影=Kazuki Okamoto(ONELIFE))

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 同スタジアムは、2021年10月に神奈川県社会人サッカーリーグ1部「鎌倉インターナショナルFC(通称=鎌倉インテル)」(大船)のホームスタジアムとして誕生した市内唯一のサッカー専用グラウンド。昨年で賃貸借契約が終了する予定だったため、昨夏に開かれた同イベントが最後になるはずだったが、今年9月まで契約延長となり、3回目が実現することになった。

 同クラブスタッフの山口愛さんは「今年12月に『ゴールドクレストスタジアム鎌倉』(台)に移転が決まっているため、今回が本当に最後。だからこそ、昨年出た問題もクリアして最高の時間にしたい」と意気込む。

 同イベントの来場者数は、2022年が約2000人、昨年はその倍以上の4785人を記録した。山口さんは「とにかくどこを見渡しても人でいっぱい。広いグラウンドは笑顔で埋め尽くされていた」と話し、「普段はピッチで躍動する選手たちもヨーヨー釣りや輪投げなどを担当し、ファンとの距離もかなり近づいて、みんな楽しそうだった」と振り返る。

 今回もヨーヨー釣りや輪投げのほか、サッカーボーリング、ガラポン、鎌倉インテルグッズ販売などのブースを用意。「鎌倉チュロス」「スモークファクトリー」「ゴーシュ珈琲(コーヒー)」「鎌あいな」「SWAN COFFEE」「鳩スタキッチンカー」「AMTTaco」「邦栄堂製麺」「Andy's Store and Cafe」「鎌倉ビール」「Aki's Hawaii」など地元周辺の店による飲食ブースやキッチンカーも並ぶ。

 イベントは、同クラブのチアダンスクラス、3歳~大学生の70人による「Lino Keikies」、シンガポールで一緒に踊っていた女性たちで結成した「Merlions」の3チームがチアダンスを披露。「まんまる保育園の仲間たち」による踊り、「栄光学園ダブルダッチ部」によるダブルダッチ演技、打楽器スチールパンを寺で練習している「てらぱん」による演奏、同スタジアム隣にある「徳洲会かまくら体操クラブ」と「藤沢翔陵高校体操部」による体操、横浜市栄区で活躍している「和太鼓昇龍」による演奏、「フラハーラウ オ レイヒヴァ オ ナ ラニ」や男性チーム「カ アーイナ マーラマラマ」によるフラダンス、「鎌倉女子大学沖縄舞踊愛好会」による沖縄伝統舞踊のエイサーにダンスの要素を取り入れた演舞などを披露する。

 20時過ぎからは「アカラフィットネス」のリードでオリジナルダンス「みんなの鳩音頭」を来場者全員で踊る。「昨年も会場が一体になって盛り上がった。スタッフも一緒に踊るのが楽しみ」と山口さん。20時30分からは「みんなの草っ原タイム」。「運動するもよし、寝転がるもよし、語り合うもよし。最後となる夏の夜、スタジアムの芝の上で自由に過ごしてもらえれば」と呼びかける。  

 山口さんは「いつも来てくれる人はもちろん、鳩スタを知らなかった人、知っているが一度も訪れたことがなかった人も、サッカーの試合以外でスタジアムを味わうチャンス。最後のイベントをたっぷり楽しんでもらうために、3年間の感謝を込め、私たちも全力で準備している」と話す。

 開催時間は17時~21時。小雨決行、荒天の場合は規模を縮小して開催予定。9日17時~21時には小学生チームによるサッカー交流戦や大人のPK戦などを行う前夜祭も開く。

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