鎌倉出身の音楽家たちが妙本寺などでコンサート 一流の演奏を身近で

24日・30日の会場となる妙本寺の本堂。鎌倉の谷戸の自然に囲まれて音楽を体験

24日・30日の会場となる妙本寺の本堂。鎌倉の谷戸の自然に囲まれて音楽を体験

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 鎌倉の妙本寺(鎌倉市大町1)などで4月24日・29日・30日、鎌倉の響きコンサートシリーズ2016「第2回レゾナンス」が開かれる。

マーラー・チェンバー・オーケストラ主席オーボエ奏者で企画制作担当の吉井瑞穂さん。現在はドイツのベルリン在住だが鎌倉出身。子どものころは妙本寺でも遊んだという

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 鎌倉周辺にはさまざまな世代の音楽家たちが住んでいるが、演奏会場は東京が多いという。一方で聴き手側は高齢や子育て、仕事の都合などで遠出できない層が多いのも現状。そこで鎌倉出身や鎌倉を愛する音楽家たちが集まり、地元で質の高い音楽に触れてもらう機会を提供しようと企画した。

 タイトルの「レゾナンンス」とは声や楽器が鳴り響きこだますること。音楽や人と自然への共感を、鎌倉を愛する人々の心へ響かせ、次の世代へこだまさせ続けたいという願いを込めたという。

 4月24日は妙本寺の本堂で「音ノカオリ、香リノオト」と題した雅楽のコンサートを開く。自然に囲まれた寺で香をたきながら篳篥(ひちりき)、龍笛(りゅうてき)、笙(しょう)の名手が春の息吹をイメージした雅楽を奏でる。

 29日は鎌倉生涯学習センターホールでの「輝く音、トランペットの玉手箱」。東京交響楽団首席トランペット奏者・佐藤友紀さんが率いるアンサンブルが、ソロから五重奏までさまざまなスタイルで演奏し音楽の楽しさを伝える。

 翌30日は同寺でのメゾソプラノ、オーボエ、ハープの奏者3人による異色の室内楽「レゾナンス、谷戸の谺(こだま)II」。鎌倉の古刹(こさつ)に近代フランス音楽の美しいハーモニーを響かせる。

 ドイツのマーラー・チェンバー・オーケストラ主席オーボエ奏者で今回の企画制作を担当した吉井瑞穂さんは「昨年の妙本寺での演奏では終わったと同時にウグイスが鳴いて観衆が沸いた。緑のまぶしいこの季節に、ここでやって良かったと感じた瞬間だった。実は演奏している側も癒やされた」と振り返り、「クラシックや雅楽だからといって堅苦しく考えず、子ども連れやお年寄りにも鎌倉ならではの時間を過ごしていただければ」と来場を呼び掛ける。

 開演時間は、24日・30日=15時、29日=14時。各日とも開場は30分前。入場券の購入方法などはホームページで確認できる。30日のみ完売。

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