かつて松竹撮影所があった大船で映画仮装パレード  鎌倉市長も仮装

趣向を凝らした衣装で商店街を歩く「洋画部門」の参加者(昨年の様子)

趣向を凝らした衣装で商店街を歩く「洋画部門」の参加者(昨年の様子)

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 鎌倉・大船で5月15日、「第13回大船まつり」が開かれ、メインイベントとして「映画仮装パレード」が行われる。

実行委員会からの「市長仮装企画」に快諾。映画「男はつらいよ」の寅さんの衣装で歩いた鎌倉市長(昨年の様子)

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 大船まつりは地元活性化を目的に2003年に始まり、ミス鎌倉やマーチングバンドなどによるパレードをはじめ、ライブ、模擬店、フリーマーケットなど年々規模を拡大してきた。

 かつて大船には松竹大船撮影所があり、昨年は松竹が創業120年目に当たったことから「映画仮装パレード」を行ったところ9万人が来場したという。

 パレードには地元だけでなく東京や埼玉などからも含め約150人が参加した。「松竹映画」「邦画」「洋画」「ミュージカル」「アニメ」など部門別に行進。前年まではスーツ姿で歩いていた松尾崇・鎌倉市長も寅さんの仮装で歩き沿道から歓声が上がったという。

 実行委員の大津理津子さんは「沿道に笑顔が並び、参加者は恥ずかしさよりも楽しさやうれしさが上回った。多くの方から『ぜひ続けてほしい』『来年は参加してみたい』という声を頂いたことから、今年は参加者枠を200人に増やして開くことになった」と話す。

 当日は三菱電機正門前から芸術館通り、駅前通り、仲通り、商栄会通り、松竹通りと大船の主な通りを3時間かけて練り歩く。普段から買い物客が多い仲通りなどはさらににぎわいを見せる。

 同まつりは翌週末の21日・22日に行われる「鎌倉ビーチフェスタ」、22日の「鎌倉市民カーニバル」「鎌人(かまんど)いち場」と続く「鎌倉市民まつりウイーク」のスタート行事となる。

 大津さんは「『仮装パレード』は一人でもファミリーでもグループでも気軽に参加できる。祭りは見ているよりやっている方が面白いことが実感できるはず。これをきっかけに市民が交流し新たな活動へ展開していけばうれしい。今年は撮影所開所80周年とも重なっているので『映画の街おおふな』を盛り上げたい」とアピールにも力が入り、「市長にお願いする仮装については秘密」と話す。

 同パレードは9時30分~13時。参加無料。応募方法はホームページで確認できる。

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