2024年から京都と東京・銀座で開かれていた日本の香文化を体験できるイベント「香り博」の開催場所に今年から鎌倉の「香司・鬼頭天薫堂」(鎌倉市雪ノ下)が加わり、4月18日に始まった。
同イベントは、香や線香などの専門店「鳩居堂」(東京都中央区)、「松栄堂」(京都市中京区)、「日本香堂」(東京都中央区)の3社が、まち歩きをしながら香りを楽しんでほしいという思いと1400年続く日本の香文化を未来に継承することを目的に、スタンプラリーやワークショップを開いてきた。今回は、銀座エリア5店、京都エリア6店に加え、初めて鎌倉の1店も参加する。
実行委員で香十天薫堂の小林正人さんは「鎌倉は観光地としての魅力にあふれ、寺院や老舗文化も根付き、より多くの人に日本の香文化に触れてもらえるエリアであると考えた」と話す。鎌倉では、小町通りの鬼頭天薫堂のほか、明王院(同十二所)や浄智寺(同山ノ内)でワークショップを開く。
鬼頭天薫堂では5月4日と6日に、沈香(じんこう)とビャクダンの香り体験のほか、さまざまな香や線香の香りを楽しむ「香木の香り体験会」(11時~、参加費3,000円)を、香原料を調合し好みの袋を選んでオリジナルの香りの匂い袋を作る「匂い袋体験会」(14時~、参加費2,500円)を、それぞれ開く。
13日は浄智寺で、香木の香りの鑑賞と同寺住職の指導で座禅を体験する「座禅と香りの会」を行う。14日13時から明王院の客殿で香道で使う香木の香りを楽しんだ後、縁日以外は非公開の本堂で護摩法要に参加できる「香木の香り体験会と護摩法要」を開く(両日共13時~、参加費5,000円)。
小林さんは「体験会などを通して、まずは自分の好みの香りを作る楽しさや面白さを味わってほしい。香りの役割や持ち味を知ってもらい、とりわけ香原料の主役ともいえるビャクダンの素晴らしさを知ってほしい。日本古来の香りの文化に触れる機会になればうれしい」と来場を呼びかける。
鬼頭天薫堂の営業時間は10時~18時。「香り博」は5月17日まで。