鎌倉市観光協会(鎌倉市御成1)は6月5日、42作目となるオリジナルデザインの「納涼うちわ」の販売を始めた。
今年のデザインは暖色系の背景に白が映える「山百合」。日本画家の大竹正芳さんが描いた
同うちわは竹製で一本一本手作り。天地35.7センチ、左右23.2センチで「鎌倉型」と呼ばれるオリジナル形状。今年は1万6000本を製作し7000本を一般向けに販売する。
絵柄は毎年鎌倉ゆかりの日本画家や洋画家、漫画家などに依頼。41年目で42作目となる今年は日本画家の大竹正芳さんが「山百合(ヤマユリ)」を描いた。鎌倉らしい夏の花としてモチーフに選んだという。
「毎年楽しみにされている地元の方や鎌倉土産として買い求める観光客も多い。鎌倉の夏に定着しているのがうれしい」と話すのは同観光協会の大川美紀子さん。「古いものも大切に保管しているという声も聞く。一般的なプラスチック製ではないからこそ大切にしてくださっているのでは」と続ける。
2017ミス鎌倉の清田麗さんは「鎌倉でしか手に入らないうちわで暑い夏を乗り越えて。花火大会にもぴったりなので持参して楽しんでいただければ」と話す。
1本350円(税込み)。同協会事務局(9時~17時15分)のほか、6月7日までJR鎌倉駅東口特設コーナーでも販売する。売り切れ次第終了。問い合わせは同協会(TEL 0467-23-3050)まで。