江ノ電が商店街の真ん中を走る鎌倉腰越の通りで11月25日・26日、周辺エリアの飲食店をはしごして飲み歩くイベント「腰越ぶらり呑み歩きの日」が開かれる。
実行委員会は地元在住の有志が集まった。たまたま昨年参加したことがきっかけで加わったメンバーも
鎌倉の中では知名度が低い腰越に足を運ぶきっかけをと地元有志が企画運営し、昨年は1日で600人が来場した。「11月の閑散期だったが予想を上回る来場者でにぎわい、多くの人に楽しんでいただけた」と話すのは実行委員長の中丸潤さん。
「夜だけのちょい飲みイベントではなく1日開催で時間がたっぷりだったこともあり、お一人さま同士で仲良くなったり、グループ同士が意気投合したりと、参加者が仲良くなれる雰囲気をつくれたことが大きな成果だった」と振り返る。「ただキャパを越えた店もあり来場者に迷惑を掛けてしまった」ことから、今年は2日間開くことにしたという。
チケットは3枚つづりで、各店で1ドリンクと1フードを提供する。各店舗が当日指定している時間なら、一日中いつでも利用できるのが特徴。参加店舗も昨年の14から19に増えた。
飲み歩きの一日をゆっくり楽しんでもらおうと、今回から満福寺の境内にマルシェも用意する。当日は地元ミュージシャンによるミニライブ、ハンドメードのアクセサリーやオリジナル商品などの販売、アート作品の展示などを予定。同寺は腰越の高台に位置し、鎌倉時代に源頼朝から鎌倉入りを拒絶された義経と弁慶が留め置かれた寺として知られている。
昨年の反省から「各店の混雑情報を見える化したい」と考えていたところに、参加していた知人が加わりプロジェクトを立ち上げ検討。仲間で作り上げたホームページも先日公開した。
中丸さんは「ゆっくりとした時間が流れる腰越で、海や潮風を感じ、心をきれいにしたり、おいしいお酒と肴を楽しんだりしてほしい。新たな魅力を見つけて、また訪れるきっかけになれば」と話す。
営業時間は店舗により異なる。マルシェは11時~16時。チケットは、前売り=2,400円、当日=2,500円。前売りはホームページで、当日は電車通り中央の総合案内所で11時から販売(両日とも売り切れ終了)。2日をまたいでの使用はできない。