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由比ガ浜公会堂などで本イベント「ブックカーニバル」 一箱古本市、製本体験、読み語りなど

今年のスタンプラリーの記念品はオリジナル特製しおり。当日配布するパンフレットにスタンプを集める

今年のスタンプラリーの記念品はオリジナル特製しおり。当日配布するパンフレットにスタンプを集める

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 鎌倉の由比ガ浜公会堂(鎌倉市由比ガ浜2)などで5月19日、本をテーマにした「ブックカーニバルinカマクラ2018」が開かれる。

過去の会場の様子。由比ガ浜公会堂2階の一箱古本市では出店者と来場者が触れ合った

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 「明治から昭和にかけて『鎌倉文士』と呼ばれる作家が多く暮らした鎌倉は、今も書店や古書店、出版社、本が集まる店やスポットがたくさんある」と話すのは実行委員の荘田賢介さん。「鎌倉を『ブックタウン』にしようとスタートし今年で7回目。昨年も本好きが約1000人が1日鎌倉を回遊した」と続ける。

 メインの一箱古本市は、「本を選ぶ、並べる、勧めるなど、1日限定の古本屋さん体験ができるので毎年たくさんの出店がある」といい、今年も同公会堂と「ガーデン&スペース くるくる」(由比ガ浜2)に35の一箱古本店が並ぶ。「ひつじや」「肉と骨の旅」「honnomiほんのみ」「サンズイ舎」「idealife with plants」「アタシ社」「青と夜の空」など13店が初出店。いつも運営側の荘田さんも今回初めて「ブックスモブロ」として出店し「娘と店番をするつもり」と笑う。

 「うみべのほんやツバメ号」は横須賀ゆかりの本、「かまくら駅前蔵書室」は鎌倉ゆかりの本だけを並べる。「雨の実」と「雨一二」は母娘での出店。怖い本を集めた「ちのり文庫」や全国で300回以上出店している「REINBOW BOOKS」なども並ぶ。

 同公会堂1階では13時30分から小学生以下の子ども向けに「おはなし会」を開く。絵本「ねぎぼうずのあさたろう」作者の飯野和好さんが股旅(またたび)姿で読み語りを。16時30分からは「紅月劇団」の石倉正英さんによる「大人の朗読会」を開く。

 同公会堂での企画展示は「『鎌倉文士とカマクラ』によせて」と題し、同カーニバルのルーツでもある「鎌倉カーニバル」を作った鎌倉文士たちの作品などを紹介。近くの鎌倉カルチャールーム(鎌倉市由比ガ浜1)では書籍「鎌倉文士とカマクラ」の著者で鎌倉文学館館長の富岡幸一郎さんによる講演も開く。

 「くるくる」2階では「本づくり協会」によるオリジナルのブロックノートメモを作る「本づくりワークショップ」で、本格的な製本法を体験できる。

 荘田さんは「毎年楽しみにしている方も多いエコバッグはないが、今回は2つの会場でスタンプを集めればブックカーニバル特製しおりを進呈する。古本市や製本ワークショップ、おはなし会など、本と人を一日楽しんでいただければ」と来場を呼び掛ける。 

 開催時間は10時~16時ごろ。「大人の朗読会」は17時ごろまで。入場無料。「本づくりワークショップ」参加費は2,500円。申し込み方法など詳細はホームページで確認できる。

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