鎌倉ゆかりの人物が15分で体験語る「KUDEN」 鎌倉能舞台で

六本木で開かれた「KUDEN」の様子。15分間の濃密なスピーチをリアルな場で聞き手に提供する

六本木で開かれた「KUDEN」の様子。15分間の濃密なスピーチをリアルな場で聞き手に提供する

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 鎌倉能舞台で6月24日、鎌倉ゆかりの人物による15分間のプレゼンテーションイベント「KUDEN KAMAKURA」が開かれる。主催は、コーチングやコンサルティング事業を展開するエプルガ。

鎌倉能舞台では大型モニターを設置して字幕解説付き公演「字幕e能」を行うなど伝統と最先端を融合させている

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 さまざまなジャンルで活躍している人に個人的な体験ストーリーを15分間に集約し語ってもらい、参加者が共感し新たな行動を起こすきっかけを提供する同イベント。「KUDEN」とは古来より日本に伝わる「口伝」を意味し、未来に情報を伝えるコミュニケーション手法。「オンラインの時代だからこそ生身の語りが感動を与える」をコンセプトに、同社が昨年から東京都内のイベントスペースで開いてきた。

 「初回から手伝わせていただきながら、同じスタイルでいつかは鎌倉でもできたらと考えていた」と話すのはスタッフの宍戸幹央さん。「せっかく鎌倉でやるからには、いつもとは違った雰囲気で開きたいと考え『鎌倉能舞台』にお願いした」と続ける。同施設は1970(昭和45)年に創設。後に能楽博物館を併設し、近年は大型モニターに現代語訳や解説を表示するなど能楽の振興と普及に取り組んでおり「寺社とは異なるが、鎌倉らしい場所」だという。

 登壇者も「鎌倉に根差し、鎌倉の文化の中で、それぞれの分野で動いている人にお願いした」という。「面白法人カヤック」の柳澤大輔社長や「鎌倉投信」の鎌田恭幸社長をはじめ、尺八を通して禅の精神と身体性を伝える鎌倉吹禅師で尺八奏者の全(ZEN)さん、武士道の「美しい強さ」と「和を尊ぶ心」を世界に向かって発信し続けている「武楽座」代表の源光士郎さん、由比ガ浜の古民家で朝食専門店「喜心」をプロデュースする双子姉妹・池田めぐみさんとさゆりさんが、それぞれ15分で体験を語る。

 宍戸さんは「伝統と最先端が共存し、その化学変化から次々に新しいライフスタイルやビジネスモデルが生み出される鎌倉だからこそ生まれてきたストーリーが語られるはず」と話し、「まずは15分間に濃縮されたストーリーを聞く楽しさを体感。これをきかっけに今後は、バーカウンターの中からお客さまに語るスタイルの『KUDEN STREET』も鎌倉の各所で開きたい。聞くだけでなく、話す楽しさも体験する機会も提供していきたい」と意欲を見せる。

 開演時間は15時~18時(開場14時30分)。参加費3,000円。申し込み方法などはフェイスブックページで確認できる。

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