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「身近な市民活動知って」 鎌倉で市民活動フェス、「おだやかな革命」上映も

昨年のステージの様子。「市民活動」というと堅苦しいイメージだがさまざまな活動がある

昨年のステージの様子。「市民活動」というと堅苦しいイメージだがさまざまな活動がある

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 鎌倉生涯学習センター(鎌倉市小町1)で8月25日・26日、鎌倉のさまざまな市民活動に触れる機会を提供する「かまくら市民活動フェスティバル」が開かれる。主催は鎌倉市市民活動センター。

25日には地域再生がテーマの映画「おだやかな革命」を上映。「鎌倉で何かを始めるヒントにも」

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 「最初は『市民活動』は堅苦しくて遠い存在のような気がしていた」と振り返るのは同センターの西畑直樹さん。「たまたま関わるようになって、実はもっと身近で誰にとっても地域との接点が生まれる活動であることを実感した。より多くの人に知っていただくきかっけになればと毎年企画している」と続ける。

 20回目となる今年のテーマは「地元ではじめる仲間づくり、まちづくり」。市内で活動する63団体が活動報告とともに新たな仲間の募集に向けてアピールする。パネル展示や相談コーナー、触れ合いコーナーのほか、発表コーナーでは埼玉の「地域デビュー楽しみ隊」の高荷和久さんを招くセカンドライフセミナー(事前申し込み制)、高校生のボランティア活動の紹介などを行う。玄関前やロビー、地下1階では物販、古本市、リサイクルバザーも。

 25日13時30分(会場13時)からはホールで映画「おだやかな革命」を上映する。自らの手で仕事や暮らしを作っていく人々が新しい時代を切り開いていく地域再生をテーマにした作品。ナレーションは鎌倉生まれで鎌倉市国際観光親善大使でもある鶴田真由さんが務めている。上映後には、監督の渡辺智史さんと映画にも登場する「幸せ経済社会研究所」所長の枝廣淳子さんによる特別対談も用意。「映画のケースがそのまま鎌倉には当てはまらないかもしれないが、鎌倉で活動するヒントも見えてきそう。日本中で話題になっている映画なので、若い人や意識の高い鎌倉の人にも関心を持ってもらえるはず」という。

 同市は6月に国の「SDGs未来都市及びSDGsモデル事業」に選定されたことから、今年は「SDGsバザール」を開く。SDGsとは2030年までに達成すべき17の目標から成る「持続可能な開発目標」で、国連サミットで採択された。「遠い所の話のようだが実際には日々の暮らしと密接な関係があることに気づいてもらえるように話し合えるテーブルを用意する」といい、ごみや観光問題、食品ロス、貧困などをテーマに意見交換する。

 西畑さんは「仕事だけでなく空いた時間を使って何か始めたい、先のことも考えながら社会の役に立つことに関わってみたい、自分の暮らす街を良くする活動に参加してみたい、でもいきなり飛び込むのはハードルが高いと思うので、まずは様子を見に来て」と呼び掛ける。

 開催時間は10時~17時。入場無料。映画のみ有料で前売り=1,000円、当日=1,200円(中学生以下は前売り・当日とも800円)。

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