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鎌倉小町の路地でフレンチとワインとコーヒーの店1周年 「使い勝手いい」テーマに

1周年記念パーティー「EPiC NiGHT」用に用意した30種のワインがカウンターに並ぶ

1周年記念パーティー「EPiC NiGHT」用に用意した30種のワインがカウンターに並ぶ

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 鎌倉のフランス料理とワインとコーヒーの店「STEREO Kamakura vins&cafe(ステレオカマクラ)」(鎌倉市小町1)が9月1日、開店1周年を迎える。

カウンターは4席で一人でも利用できるほか、奥を仕切るとプライベートな会食もできる。「プロポーズにも使って」と加藤さん

 駅から3分、小町通りから脇に入った道をさらに折れる路地にある。「探し始めて4年目、こんな所がいいなといつも気にしていた物件の一つが急に空いて」とオーナーソムリエの加藤賢一さん。思い描いていた図面が引けると喜び「一刻も早く契約したいと興奮してしまった」と笑って振り返る。

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 コンセプトは「使い勝手のいい店」。「フランス料理でありながら敷居は高くない。ハレの日や接待などに使える一方で、ちょい飲みにも、カフェ代わりにも使えるというイメージ」で、「都内にはたくさんあるが、鎌倉、大船、藤沢あたりではなかなか見当たらない」という。もともと食べ歩きが趣味の加藤さん自身が求めていたスタイル。「おしゃれしてレストランへ出掛けるかと思えば、ご近所飲みも大好きな鎌倉の人にはぴったりなはず」と出店に踏み切った。

 加藤さんがフランス料理と出合ったのは専門学生時代。「簡単な喫茶業務」と書かれていたアルバイトの面接に行った店が、実は本格的なフランス料理店だった。「ソムリエにかわいがられ、プライベートで連れていってもらったワインバーは今でも記憶に残っている」という。就職した東京赤坂のホテルで飲食サービスを一通り経験後、青山の有名レストランに転職。「質の高いお客さまが多く、その瞬間にできることを自分の判断でできた店で、今の自分のサービスの原点」と振り返る。

 その後、渡仏時に好きになったコーヒーを自分でも提供できるようにと都内のコーヒー店で学び、フランス料理とワイン、コーヒーという組み合わせでの出店が具体化していった。

 店名の「ステレオ」はモノラルではなく、ソムリエと料理人、客と店、ワインと料理など、それぞれが立体的に引き立てる空間でありたいと命名。「ドタバタしてまだ看板も付いていなかった」ままオープンした。

 店舗面積は約80平方メートル。席数は24席。カウンター席もあり、個人客から会食、30人程度のパーティーまで対応する。「自然派ワインを提供する店がトレンドの鎌倉で、普通のワインが普通に飲める数少ない店だと思う」という。フランス、イタリア、スペイン、ブルガリア、アルゼンチンなどのワインを「自分が飲んでおいしかったものだけ」常時100銘柄以上約300本をそろえ、「木の引き戸のオリジナルセラーで管理したワインと鎌倉ではなかなかお目に掛かれないワイングラスで提供できるのも強み」と自信をのぞかせる。

 ランチは、ワンプレート=1,200円~、セットメニュー=2,500円、3,500円、6,000円。ディナーコースは、4,500円、6,000円、8,000円。アラカルト380円~3,200円。コーヒーやビール、客のリクエストから生まれた特製ハヤシライス(1,300円)なども用意する(いずれも税別)。

 加藤さんは「お客さまの7割近くが地元の方。コーヒー1杯だけ飲みに来る方もいらっしゃる。一人飲みや会食、接待、1次会や2次会などさまざまなシーンで使っていただいている。今後も一人一人のお客さまに応えながら一緒にこの空間をつくっていきたい」と話す。9月1日18時から1周年記念パーティー「EPiC NiGHT」を開く。

 営業時間は11時~24時。火曜定休。