見る・遊ぶ 学ぶ・知る

家族で楽しく歩いて学ぶ「防災ハイキング」 江ノ電職員も制服で参加

駅のホームに掲示されている地図で避難場所までのルートを説明する江ノ電の職員(前回の様子)

駅のホームに掲示されている地図で避難場所までのルートを説明する江ノ電の職員(前回の様子)

  •  

 鎌倉稲村ケ崎で9月29日、防災の視点で親子や家族で歩いて学ぶ「第3回 防災ハイキング」が行われる。主催は親子向けマップ型情報サイトを企画するママたちの団体「かまくらっぷ」。

歩き終えてから行ったワークショップ(前回の様子)。今回は「避難経路の選択」というテーマで子どもから大人までが意見を出し合う

 江ノ島電鉄(藤沢市片瀬海岸1)が制作し全駅で無料配布している「災害時避難ハンドブック」や鎌倉市の「地区別危険箇所マップ」を使って避難ルートを歩く同ハイキング。スタートのきっかけを「たまたまスタッフが江ノ電の駅に置かれていたハンドブックを見つけて来て」と振り返るのは同団体の中井美緒さん。駅から避難場所までのル―トの地図のほか、避難ビルや防災自販機の位置なども記載される充実ぶりに驚き、「これを活用して何かできないかと話し合った」という。

[広告]

 普段は防災に興味のない人にも参加してもらうために単なる避難訓練ではなく、歴史を知る、景色を眺める、新しいスポットを見つけるといった要素も盛り込んだハイキングに仕立てた。避難経路を楽しく歩きながら防災を学べるのが特徴で、2016年4月に第1回を開いた。

 「実際に歩くことで被災後の状況をイメージできた」「避難という意識で歩いたことでブロック塀や電線、自販機など危険なポイントを知ることができた」「どこで被災してもある程度危険な箇所をすぐに判断できるはず」といった感想が寄せられた。

 今回は稲村ケ崎自治会館に集合し、チームごとに極楽寺駅と稲村ケ崎駅からは稲村ケ崎小学校を、七里ガ浜駅からは七里ガ浜小学校を目指して歩く。各チームには江ノ電の駅員のほか、ボランティアで県立鎌倉高校の生徒らがスタッフとして同行する。行きは時間を計測、帰りは危険箇所や気になった場所などを記入したり、写真に撮ったりして歩く。

 その後、江ノ電藤沢駅の会議室へ移動。各チームであらためて歩いた避難経路を振り返り、オリジナルの地図を作るワークショップを行い、意見交換する。

 「昨年は、駅員さんから非番の日に避難経路を実際に歩いて確認しているという話を聞いて驚いた」という。今回も乗車中に被災してしまった場合の対処、駅員の誘導方法、備蓄品の管理、自主防災訓練の様子などについて江ノ電職員から話を聞く。

 中井さんは「防災と聞くと、とても堅いとか難しいといったイメージで捉えがち。今回は子どもから高齢者まで楽しみながら防災を学べる機会なので、ぜひ家族みんなで参加して」と呼び掛ける。  

 開催時間は9時30分~12時30分。参加費500円(江ノ電の乗車賃は別途)。問い合わせ・申し込みは電話(090-2452-5665)またはメール(infokamakurap@gmail.com)まで。