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鎌倉の梅酒・梅ワイン・芋焼酎、通販でギフト販売 100%地元産使い

風呂敷の「鎌倉」の文字は芋焼酎の「吾妻鏡」の文字を書いた吉田春翠さんによる。包むだけでなくぶら下げることも

風呂敷の「鎌倉」の文字は芋焼酎の「吾妻鏡」の文字を書いた吉田春翠さんによる。包むだけでなくぶら下げることも

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 鎌倉酒販協同組合(鎌倉市長谷2)は8月から、鎌倉産の梅やサツマイモを使ったアルコール類などを詰め合わせたセットを、インターネット通販の「おもてなしギフト」サイトで販売している。

鎌倉の農家や民家、寺社などに実った梅から造った「かまくら梅酒」と「鎌倉梅ワイン」

 ヤフー(東京都千代田区)と商工会議所が連携して運営する地域ブランドギフトを専門に扱う同サイト。全国の特産品や名産品を産地の商店などから直送している。鎌倉市、逗子市、葉山町の酒小売業者で構成される同組合は、店舗で2008年から芋焼酎を、2010年から梅ワインをそれぞれ販売してきたが、初めて挑戦する通販に同サイトを選んだ。

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 用意したギフトは2つ。「かまくら梅酒と鎌倉梅ワインセット」(8,000円)は、梅酒1本と梅ワイン1本に風呂敷が付く。「本格芋焼酎吾妻鏡(あずまかがみ)セット」(1万5,000円)は、芋焼酎1本にぐい飲み1個とミニタオル1枚が付く。

 梅酒と梅ワインは「かつては庭の梅の実で梅酒を造っていた家が収穫が大変になりやらなくなった」という話を聞いた同組合スタッフが、個人宅や長谷寺や建長寺など寺社を回り梅の実を集め、農家からの出荷分と合わせてマンズワイン(山梨県勝沼市)で醸造。梅酒はブランデー仕込みによる特有の香り、梅ワインはフルーティーな香りとほのかな甘みが特徴だという。

 芋焼酎は食用に栽培していたサツマイモの高級品種「紅あずま」の苗を同組合のスタッフらが植え、地域の人や中学生も手伝い収穫し、萬世酒造(鹿児島県南さつま市)に依頼して商品化した。香りが高く柔らかい口当たりが特徴。ブランド名の「吾妻鏡」は鎌倉時代に幕府が編纂した歴史書から取った。

 風呂敷やミニタオルは大仏をイメージした緑色に「鎌倉」の文字を入れた。文字は日展会友の吉田春翠さんによるもの。ぐい飲みは伝統工芸の鎌倉彫で、1606(慶長11)年創業の陽堂(鎌倉市長谷1)で一つ一つ手作りした。

 同組合広報スタッフは「鎌倉で生まれた鎌倉ならではのお酒とオリジナル商品のセット。自宅用にはもちろん、例えば梅酒や梅ワインは女性に、焼酎はお世話になった人へのギフトとしてもぴったり。毎年売り切れてしまうので早めに購入いただければ」と話す。

 出荷予定本数は店舗販売を含め、梅酒と梅ワインは年間約2400本、芋焼酎は2年で約1800本。