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鎌倉にチョコレート専門店「バニラビーンズ」 「大仏チョコ」付きドリンクも

左右対称の木造建築が特徴の「バニラビーンズ鎌倉店」店舗外観

左右対称の木造建築が特徴の「バニラビーンズ鎌倉店」店舗外観

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 鎌倉小町通り近くに2月7日、チョコレート専門店「バニラビーンズ鎌倉店」(鎌倉市雪ノ下1)がオープンした。運営はチョコレートデザイン(横浜市磯子区)。

ドリンク1杯に付き1個付いてくる「大仏チョコ」。「鎌倉に敬意を表してデザインした」

 社長の八木克尚さんは「横浜でも南部に住んでいたので鎌倉にはなじみがあった。いつかは出店したいという思いがあり、3~4年前から物件を探していた」と話す。

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 横浜みなとみらい本店、川崎店に次ぐ3店舗目となる同店は小町通りから脇道に入った閑静なエリアに位置する。八木社長は「当初は海が見える場所を考えていたが、静かに落ち着いて楽しんでもらうにはぴったりな場所と巡り合えた」と笑顔を見せる。

 店舗は前庭のある木造2階建て。外観は左右対称で、店内は階段を挟んで中央から右が物販スペース、左が1階・2階にテーブル席を設置したカフェスペースを備える。店舗面積は約196平方メートル。席数は44席。「ゆったりとした鎌倉時間を過ごしていただけるよう広いスペースを用意できた」と八木社長。

 メニューは、オリジナルブレンドやフレーバーチョコレートなど27種類のタブレット(板チョコ)をはじめ、人気商品の「ショーコラ」や「パリトロ」「スノーボール」などの洋菓子、オーガニックカカオバターを使った石けんもそろえる。

 このほか、ギフトボックスや、飲み終えると底に仏像の顔が現れるマグカップ、トートバッグなど鎌倉店限定のオリジナル商品も用意する。仏像をイメージしたデザインは「人々の幸せを願う大仏に敬意を表した」という。

 ドリンクメニューは、ショコラッテ・トリニダード・トバゴ(756円)、バニラビーンズショコラッテ、抹茶ホワイトショコラッテ(648円)、オーガニックコーヒー、紅茶(540円)、キッズオレンジジュース(432円)など。ドリンクには大仏の顔をモチーフにした「ブッダチョコレート」1個を付ける。

 チョコレートや洋菓子の製造・販売を手掛ける同社は2000年に創業。八木社長によると、2006年にガーナで子どもたちが働いている姿を知り、2007年からはカカオ原産国の児童労働や低賃金労働の環境を変えたいとフェアトレードチョコレートの使用を導入したという。当初、年間1トンに満たなかった製造量を50トンに増やし、今年1月10日には累計400トンを突破した。現在は全てフェアトレード認証のものだけを使っているという。

 八木社長は「『チョコレートで世界を幸せに』がコンセプト。食べる人、作る人、原産国の人、チョコレートに関わる全ての人が笑顔になるようなサスティナブル・チョコレートを作り続けていきたい」と話す。

 鎌倉にはチョコレート専門店の出店が相次ぎ、激戦区ともいわれているが、「『チョコのまち』として鎌倉を一緒に盛り上げていければ」とも。「前庭を活用してチョコフェスのようなイベントも考えている。キャンピングトレーラーでも飲食提供していく」と意欲を見せる。

 「年内には県内にもう1店舗出店を予定している。今後もチェーン展開というより、そのまちの顔になるような店作りや土地の人に長く愛される店にしていきたい」と八木社長。「鎌倉散策の帰りにでも、ちょっと寄って楽しんでいただければ」とも。

 営業時間は10時~18時。水曜定休。