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4回目じわり浸透 鎌倉腰越飲み歩き、ネット予約チケット即日完売

会場からすぐの腰越海岸は目の前が江ノ島。飲み歩きながら周辺の散策も楽しい

会場からすぐの腰越海岸は目の前が江ノ島。飲み歩きながら周辺の散策も楽しい

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 鎌倉腰越で11月23日、飲食店をはしごして飲み歩くイベント「腰越ぶらり呑(の)み歩きの日」が今年も開かれる。

「かご家」の「ぶら呑みセット」は釜揚げしらすの軍艦に、ビール、日本酒、焼酎、ハイボール、ウーロン茶のいずれかのドリンクを

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 「今月1日午前0時にインターネットで売り出した予約チケット100枚は当日17時に完売してしまい驚いた」と話すのは、実行委員長の中丸潤さん。「昨年まではゆるやかに伸びていく感じだったが、4回目ということでようやく浸透してきたのかもしれない」と続ける。

 各地で平日夜などに開かれている「ちょい呑み」とは異なり、休日に昼から飲み歩きできるのが特徴で、昨年は前売りと当日券合わせて682枚が売れ、腰越の町全体が終日にぎわったという。

 参加者は2,500円(前売り2,400円)で3枚つづりのチケットを購入すると、3軒で1ドリンク・1フードの「ぶら呑みセット」が提供される。別途追加注文やチケットの買い足しもできる。

 参加店は過去最大の21店舗。もともと漁港がある町ならではの新鮮な魚介類を提供する飲食店が多かったが、近年はイタリアンやハンバーガー、ショウロンポウ、そば、ラーメン、多国籍料理、タピオカ、カフェまでジャンルが幅広くなっているという。

 今年初参加するのは、チーズや生ハムなどと共にワインも楽しめる「SHONAN PHOTO CAFE」や中華の点心を提供する「小籠包 千」をはじめ、カフェの「CAFE INUZO(イヌゾ)」や「SMALL YURI∞(スモール・ユーリー)」、ダイニングバー「羽亜人(HEART)」、広島お好み焼き「おっこんゆきちゃん×NAGI」など。

 2回目から続いている満福寺境内での「腰越マルシェ」は、「実は今年は開催が危ぶまれた」と笑う中丸さん。「マルシェのスタッフの多くがママさんバレーのメンバーだったが、大会と重なってしまいごっそり抜けることに」なったが、「それを聞いた皆さんが声を掛け合って集めてくれた。地域の結びつき、腰越の町の底力を感じた」と振り返る。

 会場ではハンドメードやアートの物販、ワークショップ、フード提供のほか、今年も投げ銭でのフリーライブを行う。出演するのは、小川コータ&とまそん、小畑仁さん、ブギウギ66、佐々木慎介さんなど鎌倉ゆかりのミュージシャン。「ラストはブギウギ66の歌う昭和歌謡で盛り上がり、境内全体が一つになった」と昨年を振り返る。

 今年のテーマは「お隣さんを大切に」。参加者や地域、スタッフ、店舗それぞれが隣の人を思いやって何でも話せる仲間になってもらいたいと思いを込めた。

 中丸さんは「腰越は江ノ電が路面を走る唯一の町で、海辺のノスタルジックタウン。一日ぶら飲みしながら、より多くの人にこの町全体を味わっていただきたい」と話し、「日帰りでも満喫できるが、ゲストハウスや宿も増えているので泊まりでも」と呼び掛ける。

 営業時間は11時~20時(店舗により異なる)。当日券は、電車通り中央の総合案内所で11時より販売。

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