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鎌倉唯一のサッカー専用グラウンド「鳩スタ」で「最後かもしれない」夏祭り

昨年の「夜の草っ原タイム」は来場者が思い思いにグラウンドを楽しんだ

昨年の「夜の草っ原タイム」は来場者が思い思いにグラウンドを楽しんだ

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 鎌倉深沢エリアの活性化を目的にした「鳩スタ祭 2023夏」が8月11日、「みんなの鳩サブレースタジアム(通称=鳩スタ)」(鎌倉市梶原)で開かれる。

鳩スタ夏祭のポスター

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 同イベントは昨年8月、鳩スタでのサッカー以外の初めてのイベントとして開き、約2000人が来場した。「子どもから大人まで、家族連れなどがイベントを楽しんだり、ご飯を食べ乾杯したりする姿は、グラウンドが舞台の開放的なお祭りならではのすてきな光景だった」と話すのは「鎌倉インターナショナルFC(通称=鎌倉インテル)」スタッフの山口愛さん。同クラブが鳩スタをホームグラウンドにしていることから、今年も企画から携わっているという。

 今回出店するブースは、同クラブの選手とのPK対決やキックターゲット、輪投げ、ヨーヨーすくい、ガラポンのほか、栄光学園ダブルダッチ部による2本の縄を使うダブルダッチ体験コーナーなども設ける。

 イベントは、同クラブのチアダンスクラスによる演技披露、和太鼓チーム「昇龍」による演奏、社会人チアチーム「AMARANS(アマランス)」によるパフォーマンス、「まんまる保育園」の体操や踊り、同スタジアムに隣接する「徳洲会かまくら体操クラブ」の子どもたちによるデモンストレーション、フラダンス教室「フラハーラウ オ レアヒヴァ オ ナ ラニ」や男性フラチーム「カ アーイナ マーラマラマ」によるフラダンス、鎌倉女子大学沖縄舞踊愛好会による創作エイサーの演舞、鎌倉インテル公式応援ソング「SAY YA!」の作曲者の井上公平さんによる篠笛ライブなど。

 「『アカラフィットネス』の協力で作った『みんなの鳩音頭』を来場した皆さんと一緒に踊るのも楽しみ」と山口さんは目を輝かせる。

 飲食はキッチンカーを含め10のブースが出店。キーマカレー、魯肉飯(ルーローファン)、オムライス、タコライス、カレー、おにぎり、焼きそば、唐揚げ、牛串、フランクフルト、フライドポテト、かき氷、チュロス、ドリップコーヒー、チャイラテ、クラムチャウダー、ラッシー、ラムネ、生ビール、クラフトビールなど、幅広いメニューをそろえる。

 今回初めての試みが名入れのちょうちん。協賛企業や個人の名前が入った約70のちょうちんが会場内を彩る。イベントやライブ終了後は、グラウンド全面を開放する「夜の草っ原タイム」に。山口さんは「芝生の上で、運動したり、寝転んだりして自由に過ごしてほしい」と話す。

 「このイベントも今回が最後になるかもしれない」と山口さん。もともと同スタジアムは新しいまちづくりの開発予定地に、地権者と一時賃貸借契約を結び、着工までの期間限定で開設した鎌倉唯一のサッカー専用グラウンドだった。「いよいよ期限は来春に迫っているが、このまま代替え地が見つからない可能性もある」と続ける。

 同クラブのホームグラウンドがなくなるだけではない。サッカースクールには、現在も200人を超える子どもたちが在籍し活動している。移転先は確定していないが、市内外で複数の候補地の地権者と交渉を進めているという。

 山口さんは「開設から3年近く、世代を超えて皆さんと一緒に作ってきた鳩スタの雰囲気を一人でも多くの人に伝えたい。鳩スタの価値を、改めて実感してもらう機会になれば」と来場を呼びかける。

 開催時間は17時~21時。入場無料。

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