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鎌倉でホースセラピー体験会 参加予定の大規模イベント中止も単独で開く

今年5月の第1回の様子。スタッフが引く馬に乗って特設馬場を2周する

今年5月の第1回の様子。スタッフが引く馬に乗って特設馬場を2周する

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 障がい者らに乗馬体験を提供する「障がい者ホースセラピー体験会 ダイバーシティーin由比ガ浜」が10月1日、鎌倉海浜公園由比ガ浜地区で開かれる。主催は、鎌倉で人と馬が一緒に過ごせる空間づくりを目指すNPO法人「人と馬のKAMAMMA(カマンマ)」。

フライヤーを手にする理事の大海さん

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 ホースセラピーとは、馬と触れ合うことで障がい者の精神機能や運動機能を向上させるリハビリテーション方法の一つ。同NPOが主催する体験会は、今年5月に同園全体を使って開かれた大規模イベント「鎌人いち場(かまんどいちば)」の会場の一角に馬場を設け開いた。

 精神障がい者や重度の身体障がい者のほか、健常者を含め50人以上が参加。同団体理事の大海絵里佳さんは「参加者の家族から『いつも泣き虫の娘なのに、馬に乗っているときはずっと笑顔だった』『乗ってからは緊張がほぐれて、揺れも気持ちよさそうだった』『小動物との触れ合いさえ怖がっていたのに、馬にはすんなり乗ることができた』などの感想が寄せられた」と話す。

 毎年春秋に開催されている「鎌人いち場」。秋にも体験会を予定していたが、「鎌人いち場」自体が諸事情で中止になってしまった。大海さんは「一時は断念するつもりだったが、参加者や家族があんなに喜んでくれて、スタッフも楽しそうにしていた姿を思い出し、単独でも開こう」と準備を始め、場所や馬を手配した。

 前回と同じ公園の一角に1周約100メートルの馬場を設け、参加者を乗せた馬をスタッフが引いて2周する。馬は「御殿場カルチャーファーム」(静岡県御殿場市)から運ぶ。「たくさんの人で公園全体がにぎわう雰囲気ではないが、かえって落ち着いてゆっくり楽しくできるのでは」と大海さんは期待する。

 同NPOは、かつて馬が生活の一部だったという鎌倉で「馬のいる風景を子どもたちに見せたい」と設立。「鎌人いち場」の会場で、2016(平成28)年5月から乗馬体験を8回開き、参加者は延べ約1800人を超えた。その参加者の中にいた障がいを持つ子どもの「馬に乗りたい」というチャレンジを実現できたことをきっかけに、障がい者をメインにしたホースセラピー体験も始めることになったという。

 大海さんは「誰もが安心して楽しめるよう、参加者の家族とも意思疎通を図り、セラピストをはじめスタッフみんなで声を掛け合いながら進めたい。今後も障がいのあるなしにかかわらず、近場で体験できる機会を増やしていければ」と意気込む。

 開催時間は10時~15時30分。参加費は2,000円。雨天中止。障がい者の事前予約優先だが、一般参加も受け付ける。

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