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大船で「笑い文字」展 商店街も会場に、105店に店名ボード掲出

笑い文字で書いた商店名。各店に掲出される

笑い文字で書いた商店名。各店に掲出される

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 文字の中に笑顔を描く「笑い文字」の関東圏在住講師による初のグループ展「大船に乗ったつもりで!」が11月2日から「ギャラリーF2」(鎌倉市大船)で開催され、同時に「笑い文字」で書いた店名ボードが商店街の105店に掲出される。

8月に初めてギャラリーを見学した講師陣。左端が菰田さん、撮影したのが廣江さん(右端)

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 笑い文字は、黒色と朱色の筆ペンを使い、ひらがなや漢字、アルファベットなどの文字の中に人の笑顔の絵を組み込む表現で、鎌倉市内在住の廣江まさみさんが2012(平成24)年に考案した。さまざまな場面で生かせるコミュニケーションツールであることから「自分でも書いてみたい」という要望が多く、2年後に「笑い文字普及協会」(東京都中央区)を設立。現在までに生徒は約4万人、育成した講師は300人を超えた。

 同協会公認上級講師の菰田恵子さん(埼玉県在住)は「全国各地の講師がグループ展を開いているが、関東で開くのは初めて。すてきなロケーションのギャラリーと出合ったことから、35人の講師で挑戦することになった」と話し、「ターミナル駅である上、庶民的で活気ある商店街では『ありがとう』の声が飛び交っていたことが決め手だった」と続ける。

 展示のテーマは「大船に乗ったつもりで!」。「初開催で心配だが、それはみんな一緒なので、おんぶに抱っこでもいい、大船(おおぶね)に乗ったつもりで挑戦しようという気持ちを込めた」と菰田さん。会場には35人が1人1作品を展示する。普段は教える立場の講師だが、展示に向けて自主練習会を開いた。菰田さんは「いつもは感謝したいことやうれしいことがあれば、その場で気持ちを込めてさっと書いているが、作品制作となると納得するまで時間をかけてじっくり向き合うため、とても難しかった。改めて思いを込めた一枚を仕上げる達成感と喜びを味わうことになった」と振り返る。

 8月に講師仲間でギャラリーを下見した際、商店街を歩きながら「それぞれの店名を笑い文字で書いて商店街をジャックできたら楽しいのではと盛り上がった」と話す菰田さん。つてをたどって声をかけ、レストランバー「gz BAR(ジーズバー)」にたどり着いた。店主・笠井圭吾さんの紹介で大船商栄会の会合に参加し、105の加盟店の店名を書いたものを各店に掲出してもらえることになったという。

 菰田さんは「笑い文字のメッセージを感じて、癒やされたり、笑顔になったり、元気になったりしてもらえればうれしい。ギャラリーだけでなく、歩いて各店で笑い文字を見つけて、商店街をたっぷり楽しんでほしい」と話す。

 2日~4日と8日には、講師が来場者の名前をその場で笑い文字で書く「お名前書きイベント」も開く。

 開催時間は11時~17時(最終日は16時まで)。入場無料。11月8日まで。

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