鎌倉で絵本「ロケット王子」の朗読音楽劇 モデルになった民間宇宙飛行士講演も

CDを手にする「ロケット王子」作者のまゆこさん(右)とフライヤーを手にする「リアルロケット王子」の山崎大地さん

CDを手にする「ロケット王子」作者のまゆこさん(右)とフライヤーを手にする「リアルロケット王子」の山崎大地さん

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 鎌倉生涯学習センターホール(鎌倉市小町1)で7月2日、CDサントラ版発売記念・朗読音楽劇「ロケット王子の星ものがたり」と民間宇宙飛行士・山崎大地さんの講演会が開かれる。

5月に行われた鎌倉市民カーのバルで今回のイベントをアピールするまゆこさんや出演者たち

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 「ロケット王子」は、子どものころ自分で作った望遠鏡で見た土星へ行くという夢をかなえるために民間宇宙飛行士の道を歩んでいる山崎さんをモデルに、イラストレーターのまゆこさんが描いた絵本。星が大好きな王子が相棒の猫タイタンとともに憧れのわっか星を目指す冒険物語で、プロローグと1巻~3巻の4冊を販売している。

 同絵本をもとに昨年10月、国連宇宙週間に合わせて「子ども宇宙オペラ『ロケット王子の星ものがたり』」が東京で上演された。劇中で歌われたオリジナルの7曲を収録したCDが今年5月に発売されたのを記念して、同イベントが企画された。

 前半はスクリーンに絵本のシーンを投影し、オペラに登場したタイタンと森の魔女が曲とともにナビゲートする読み聞かせのスタイルで進行する。女性シンガーによるソロ、逗子いるか合唱団のコーラス、逗子ダンススタジオ・アレスの子どもたちによるダンスも披露する。練習風景を見たまゆこさんは「特に『砂糖うさぎ』のダンスシーンは見どころ。歌、コーラス、ダンスで絵本の世界観が表現され思わず『かわいい!』と声を上げてしまった」と話す。

 後半の山崎さんの講演では、同劇と鎌倉で生まれ育ったリアルなロケット王子である自分のストーリーとの対比、絵本にちりばめられた秘密や隠しキャラも紹介する。宇宙旅行時代が目の前に来ていていること、日本と海外との宇宙に対する考え方の格差なども分かりやすく伝えていく。

 山崎さんは「宇宙というと理系をイメージしがちだが、これからは宇宙で何をするかを考える時代なので実は誰もがオールジャンルで挑戦できる。子どもには楽しみながらやり続けていけば夢がかなうことを伝え、大人にはそれをサポートしてくことの大切さに気付くきかっけになれば」と話す。

 開催時間は19時~21時。参加費は2,500円(小学生以下1,000円)。申し込み方法や詳細はホームページで確認できる。

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