「第71回鎌倉花火開会」が7月10日、鎌倉由比ガ浜海岸・材木座海岸で開かれる。現在、主催の鎌倉市観光協会が有料観覧席を販売している。
有料観覧席は砂浜より高い場所に設置されているため視界を遮るものはない。普段は駐車場なので地面が舗装されている
1949(昭和24)年に始まった同大会。天候不順や東日本大震災の影響で中止になった以外は毎年開いており、昨年の来場者は15万人だった。
海岸沖に停留する台船から打ち上げる尺玉やスターマインなどの花火のほか、観客が楽しみにしているのは水中花火。沖合を進む船から海中に投げ入れ、しばらくすると次々に扇形の花を咲かせる。海面がさまざまな花火の色に染まる度に大きな歓声が上がる。花火は2500発を予定。
今年も普段は駐車場として使っているエリアを有料観覧席として780席販売する。「砂浜より一段高い場所なので視界を遮るものがないのも毎年人気の理由」と同協会担当者。「エリア専用の飲食売店も用意。鎌倉市海水浴場のマナー向上に関する条例で砂浜で禁止されている飲酒も、有料観覧席では楽しんでいただける」と続ける。
当日は海水浴客も多く周辺は混雑するが、有料席は全席指定で専用入り口を設けるためスムーズに入場できるという。
同協会担当者は「毎年完売してしまうが、今年は周囲花火大会が中止や延期になっているので特に早めの申し込みを」と呼び掛ける。
打ち上げ時間は19時20分~20時10分。料金は1席6,000円(税込み)。インターネットまたは電話(TEL .0570-08-9999)で受け付ける(10時~18時)。雨天、荒天、強風、高波などの場合は中止。