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湘南モノレールとコラボ洋菓子「湘南マドレール」 高久ぱん大船店で発売

ボックスセットのパッケージは細かいディテールにもこだわった

ボックスセットのパッケージは細かいディテールにもこだわった

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 湘南モノレールとコラボした洋菓子「湘南マドレール」が7月13日、大船駅ビル(鎌倉市大船1)内の「高久パン大船ルミネウィング店」で発売される。

個包装の「マドレール」には「しょもたん」や車両フロント部分のデザインを施した

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 同店を運営する「高久製パン」(平塚市老松町)で50年前から製造しているマドレーヌを、同路線の車両を再現したパッケージで販売する。商品名は「マドレーヌ」と「モノレール」を掛けた。

 「イベントなどで一時的に地元の店とのコラボ商品を企画販売したことはあったが、本格的な商品化を模索していたところにお話をいただいた」と話すのは湘南モノレール広報の石川育代さん。「日本でも珍しいスタイルのモノレールをモチーフにした大船土産をとのリクエストだった」と続ける。

 洋菓子のマドレーヌと同路線が採用するサフェージュ(懸垂)式が同じフランス生まれだったことから企画は進んだ。

 マドレーヌの個包装には同路線のキャラクター「しょもたん」や車両のフロントのイラストを貼付する。厚紙製の箱は「パッケージデザイナーが車庫でスケッチや写真撮影をして、細部にまでこだわったデザインになった」と言う。

 角度の付いた屋根や逆台形のボディー、銀塗装の光沢感など本物に近い仕上がりは「子どもだけでなく、大人や鉄道ファンにも手に取っていただけるはず」と胸を張る。持ち手部分に開けた穴にカーテンレールや、ひもを通して飾ったり遊んだりすることもできる。

 高久製パン(平塚市老松町)は1924(大正13)年創業で、パンや焼き菓子製造のほかベーカリーなども経営。明治生まれで平塚に住んだ小説家でジャーナリスト村井弦斎のレシピによるカレーをパンと融合させた「弦斎カレーパン」は、カレーパン協会「カレーパングランプリ2018」東日本揚げカレーパン部門で最高金賞を受賞した。同店は「高久ぱん」の名称で、さまざまな総菜を挟んだコッペパンを中心に販売している。

 湘南モノレールは1970(昭和45)年に開業。大船駅と湘南江の島駅間6.6キロの8駅を14分で結び、年間乗降客数は約1100万人。通勤通学客に加え江ノ島や鎌倉への観光客も増えており、ぶら下がる鉄道ならではの走行が「ジェットコースターのようだ」と話題にもなっている。

 石川さんは「乗車記念に大船で、お土産やプレゼントにお買い求めいただければ。これからも地元の店とのコラボを積極的に進めていきたい」と話す。

 価格は1個240円、ボックスセット1,000円(以上税別)。

 営業時間は10時~21時(土曜・日曜は20時30分まで)。14日は発売記念イベントで11時、15時、16時に同路線のキャラクター「しょもたん」が来店する。

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