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「鎌倉でのリアルな体験思い描いて」 地元アーティストの作品を冬のギフトに 

冬のカマクラギフト2020「MOUNTAIN」は、カップ、手拭い、クッキー、チャイのスタンダードセット

冬のカマクラギフト2020「MOUNTAIN」は、カップ、手拭い、クッキー、チャイのスタンダードセット

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 海外から訪れる外国人向けに鎌倉で日本文化の体験を提供する「Kamakura Mind(カマクラ マインド)」(鎌倉市浄明寺)が、ワークショップなどを通してもの作りが体験できる作家の作品をギフトセットにして発売している。

冬のカマクラギフト2020「OCEAN」セット

 企画したのは、同団体代表の松崎幸代さん。コロナ禍で「鎌倉に来ることができなくなった皆さんに、鎌倉のちょっとしたいいものを知ってもらいたくて」と動き出した。商品は、同団体が運営しているワークショップなどで講師を務めた地元アーティストらの作品が中心。「コロナが落ち着いたら、鎌倉で実際に体験することをイメージして楽しんでいただけたら」と笑顔で話す。

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 松崎さんは海外で10年以上を過ごし帰国後、日本の良さを再発見。自然と文化が息づく環境に引かれて移り住んだ鎌倉では、多くの地元アーティストたちとの出会いがあった。「その素晴らしさをより多くの人に伝えるために、英語で発信したい」と考えていた。

 一方で、知人から「外国人の友人が来日する際に、鎌倉らしい体験をさせてあげたい」「鎌倉のユニークな場所を教えて」「日本の魅力を感じられる鎌倉体験を」などのリクエストがあり、「外国人と鎌倉のアーティストとの橋渡しができれば」と2018(平成30)年9月、同団体を設立した。

 以来、「鎌倉彫作家ギャラリーで鎌倉彫実演と箸作り」「本格茶室で茶道体験」「魔除けの香り袋作り」「古民家での和菓子作りと抹茶」「茶房での御朱印帳作りとプチお茶会」「自然観察ウオーキングin 鎌倉」などの体験型ワークショップを企画。海外在住の観光客だけでなく、横須賀や東京在住の外国人が参加し、リピーターも多かったという。

 コロナ禍で春から活動を休止していたが、7月に再開の案内をしたところ、予想以上の反響があった。「とはいえ、まだまだ控えている方、いらっしゃれない方が多いのは事実」のため、インターネットを利用して「冬のカマクラギフト2020」の3セットを用意して販売を始めた。

 「SUNSHINE」(5,500円)は、「自分と向き合い器を作る」体験の講師でもある陶芸作家・豊田麗さんのアルボレス・マグ、「古民家のお庭で藍染体験~手ぬぐいを染めよう~」講師のグラフィック&テキスタイルデザイナー・中村幸代さんの「冬の記憶の家族」柄の手拭いのセット。

 「MOUNTAIN」(7,500円)は、豊田さんのカップや中村さんの手拭いに加え、ベーカリー「kibiya」(御成町5)のアーモンドクッキー、スパイス専門店「アナン」(極楽寺2)のチャイキットのセット。「OCEAN」(12,500円)には、豊田さんのアルボレス・ボウル小と大、中村さんの手拭い2種、アーモンドクッキー、チャイキットをパッケージする。

 「SNSの普及などで五感で感じることを、私たちは忘れかけているのではないか」と松崎さん。「中村さんの手拭いを置き、豊田さんのカップにアナンさんのチャイを注いでkibiyaさんのクッキーを食べる。冬にも暖かでほっこりした鎌倉時間を五感で体験できるはず」とほほ笑む。

 すでに注文が入っており、「今のところ体験者が友人に、作家の作品を愛用している人が家族へ、米国在住者が日本在住の息子さん夫婦へなど、ギフト需要が多い」と言う。「もちろん、日本の方、ご自分へのプレゼントにも。大量生産できない作品が中心なので、早めにご注文いただければ」と呼び掛ける。

 松崎さんは「お寺のご住職や茶道の先生、陶芸家、コケ博士などたくさんの地元の先生方に賛同いただけたからこそ始められた事業。そんな皆さんに少しでも恩返しができたら」と、今後は季節ごとに商品を用意していくと話し、「作家さんの思いが少しでも伝わるように、製作中の動画も公開していきたい」と意気込む。

 詳細や注文は、同団体のホームページで。15日に始まる鎌倉応援買い物・飲食電子商品券「縁結びカード」も利用できる。