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鎌倉経済新聞、2020年PV1位は「松林堂書店閉店」、2位は「居酒屋 松林堂開店」の記事

感謝の気持ちを込めて記念スタンプの押印サービスを行った。「このスタンプを見たときに思い出していただければ」

感謝の気持ちを込めて記念スタンプの押印サービスを行った。「このスタンプを見たときに思い出していただければ」

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 鎌倉経済新聞の2020年PV(ページビュー)ランキングは、1位が明治時代から続いた鎌倉駅前の老舗書店閉店を伝えるニュース。2位はその跡に同じ店名の飲食店が開店したニュースだった。

「松林堂書店」店主の次男で居酒屋「松林堂」を開いた小田切堅造さん

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 出版不況で市内の書店の閉店が相次いでいた。明治時代に創業した「松林堂書店」は駅前の一等地で営業を続けてきただけに、3月末での閉店には驚きと惜しむ声が寄せられた。4カ月後、跡地に開店したのは業態の異なる居酒屋だったが、掲げられた看板には「松林堂」の文字が。料理の腕を振るうのは、旧松林堂店主の次男だった。

 ランキングは1月1日から12月10日に配信したヘッドラインニュースのPVを集計したもの。上位10位のランキングは以下の通り(カッコ内は掲載日)。

1. 明治時代に鎌倉観光ガイドも発行 駅前の老舗書店が惜しまれつつ閉店 (3/19)

2 .鎌倉の閉店した老舗書店「松林堂」跡に同名の居酒屋 次男が思い継ぎ (7/28)

3. 「AMAZAKE」を世界の共通語に 20代女性2人が鎌倉から米こうじの甘酒発信(1/1)

4. 街のリビングのような空間に 鎌倉に「MUJIcom」「Cafe&Meal MUJI」(4/21)

5. 鎌倉に「エリぱんの旅するバインミー」 バインミー片手に海山楽しんで(3/27)

6. 鎌倉の老舗守り育てたい モロゾフが「鎌倉カスター」引き継ぐ(11/19)

7. 鎌倉のコワーキングが2号店 コロナ禍で形態変更も「地元で働く人増やしたい」(7/3)

8. 鎌倉の出版社が「長い春休み」に電子書籍無料開放 谷川俊太郎さんらも快諾(3/12)

9. 手作りマップが街と人をつなげる 「鎌倉の田舎」腰越を愛する主婦が企画(9/25)

10. 窓がピンクに染まる「さくら」の間 鎌倉駅前のレトロなホテルで今年も予約受け付け(3/5)

 6位の「鎌倉の老舗守り育てたい~」は、松林堂と同じ駅前ロータリーに面した洋菓子店「鎌倉ニュージャーマン」リニューアルオープンの話題。閉店の危機にあった同店を、モロゾフ(兵庫県神戸市)が買い取った。同社社長はかつてこの店の名菓「かまくらカスター」を食べたこともあり、「地元に愛される商品や店を残したかった」と振り返っている。

 3位「AMAZAKE STAND(アマザケスタンド)」、4位「MUJIcom」と「Cafe&Meal MUJI」、5位「エリぱんの旅するバインミー」など開店のニュースも上位に並んだが、下半期には鎌倉もコロナ禍で閉店する店も増えた。御成通りのカフェ「ロンディーノ」や紙と玩具の「くろぬま」など長年愛されてきた店が惜しまれつつ閉店した。

 7位以下は、コロナ禍でも新たな挑戦をする企業や企画の話題が続いた。来年もこれまでまでとは異なる日常の中、鎌倉ならではの話題を追いかけ伝えていきたい。

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