鎌倉経済新聞の2023年上半期PV(ページビュー)ランキング1位は、鎌倉で活躍する人に主婦がインタビューした動画を紹介する記事だった。
ランキングは、今年1月1日から6月30日までの半年間に配信した「ヘッドラインニュース」のPVを集計したもの。10位までのランキングは以下の通り(カッコ内は掲載日)。
1. 鎌倉で活躍する人に主婦が動画インタビュー 再生回数5000超える(1/23)
2. 鎌倉にコワーキング図書室 築80年の空き家をアップサイクル(5/8)
3. 鎌倉坂ノ下に「うみどりギャラリー」 気象予報士が海の目の前に開く(3/13)
4. 湘南江の島駅で初の「モノレールサミット」 全国から事業者集い物販・イベント(1/16)
5. 鎌倉はんこ「鎌倉彫印鑑」、全国推奨観光土産品審査会で経産大臣賞(2/20)
6. 鎌倉インテル新たなステージへ サッカー社会人県1部リーグ開幕(3/27)
7. 「湘南モノレール50年の軌跡」まもなく重版 書店に特設コーナーも(6/12)
8. 鎌倉の古美術ギャラリーで「こちら未来」 現代美術作家とコラボ展 (5/1)
9. 鎌倉で10回目の被災児童支援チャリティーコンサート(5/22)
10. 古典技法を用いて描く現代アートと古美術のコラボ展 鎌倉のギャラリーで(6/26)
1位のインタビュー動画「鎌倉のひとに学びつながる」は、主婦が「鎌倉で活躍する魅力的な人物から話を聞いてみたい」という興味からスタートし、多くの人に共有してもらうためにユーチューブで公開したところ、再生回数が一気に5000回に達した話題に。記事では18人分が公開されていたが、その後、松尾崇市長や岩岡寛人教育長などにもインタビューし、現在は26人52本の動画を公開。100人を目指しインタビューは続いている。
2位は、アップサイクルを学ぶ団体が、築80年の古民家を読書や休憩もできるコワーキングスペースにアップサイクルしたことを伝えるニュース。廃材を使って本棚を作ったり、書店から返品され廃棄されるはずだった書籍を安く購入して並べたりするなど、アップサイクルを実践した。
3位は、天気予報士が事務所として使っていたスペースをギャラリーとしてオープンした話題。引っ越すはずだったが、海が目の前ということともあり「あまりにもいいロケーションだったので手放すのが惜しくなった」と開放した。
昨年全線開通から50周年を迎えた湘南モノレールの話題が4位と7位に。昨年、コロナ禍で中止になってしまった第1回の全国「モノレールサミット」を開催。50年の歴史をエピソードを交え描いたノンフィクションの書籍「湘南モノレール50年の軌跡」は重版となり、現在も書店の店頭をにぎわせている。
アジサイの季節にはコロナ禍前を思わせるにぎわいを見せた鎌倉。下半期も観光客が途切れる気配はない中、生活者視点の話題にもスポットを当てて伝えていきたい。