鎌倉経済新聞の2024年上半期PV(ページビュー)ランキング1位は、菓子店「鎌倉紅谷」の新店舗オープンを伝える記事だった。
ランキングは、今年1月1日から6月30日までの半年間に配信した「ヘッドラインニュース」のPVを集計したもの。10位までのランキングは以下の通り(カッコ内は掲載日)。
1. 「クルミッ子」の鎌倉紅谷が新店舗「小町横路店」 鎌倉市内最大面積で(2/1)
2. 「鎌倉花火大会」5年ぶり開催へ 多彩な返礼品のCFで協力呼びかけ(6/3)
3. ビーカープリン専門店「マーロウ」 40周年に念願の鎌倉出店(3/22)
4. 鎌倉インテルホームスタジアム移転 1億円の引っ越し費用などをCFで(6/17)
5. ハスに魅了された主婦が鎌倉で写真展 ハスの花だけの空間に(5/7)
6. 鎌倉の古民家で「108体のてのひらの仏さま展」 陶製の小さな仏像展示(4/15)
7. 文字のない「湘南ウィンメルブック」完成 鎌倉で手に取り楽しめる展示会(4/8)
8. 日本のサーフカルチャー草創期を紹介 鎌倉の海辺のギャラリーで企画展示 (4/22)
9. 鎌倉で参加型イベント「電柱聖戦」 インフラ写真投稿ゲームアプリが主催(3/30)
10. 5年ぶりの鎌倉花火大会で「ビーチゴーミング」 打ち上げ後、即ごみ集め(6/24)
1位と3位は、鎌倉で菓子店の新店舗がオープンしたニュース。1位の「鎌倉紅谷」新店の店舗面積は約200平方メートルで同社としては市内最大。オープンから約5カ月が経過した現在も、キャラメルとクルミをバター生地で挟んだ「クルミッ子」などを求める客が開店前から行列を作っている。4月には同店内にカフェも開いた。
3位はビーカープリン専門店「マーロウ」が鎌倉駅前店をオープンした記事。これまで葉山、逗子、横浜、東京などに出店していたが、創業40年の今年、会長の出身地である鎌倉に念願の出店を果たしたという。
2位は、コロナ禍で休止となっていた「鎌倉花火大会」の5年ぶりの復活を告げる記事。1948(昭和23)に始まり、鎌倉の夏の風物詩として親しまれてきたこともあり、注目の高さがうかがえる。資金不足を補うために行ったクラウドファンディングも目標額を大きく上回った。
5位のハスの花だけを撮った写真展、6位の手のひらサイズの陶製の仏像作品展、8位のサーフカルチャー草創期のキーパーソンにまつわる企画展示など、小さなスペースでの個性的なイベントもランクインした。
鎌倉は、海外からの観光客に加え、テレビや雑誌が頻繁に取り上げる影響もあり、平日・週末に関係なく混雑が続いている。大手メディアが取り上げない身近な話題にも注目していきたい。