見る・遊ぶ 学ぶ・知る

湘南モノレール車両がロケットに? 絵本「ロケット王子」テーマにイベント、紙芝居やライブも

作者のまゆこさん(右)とアコーディオンライブを行う古田朝映さん。「アコーディオンの音色がロケット王子の世界観とぴったり」とまゆこさん

作者のまゆこさん(右)とアコーディオンライブを行う古田朝映さん。「アコーディオンの音色がロケット王子の世界観とぴったり」とまゆこさん

  • 95

  •  

 湘南モノレール(鎌倉市常盤)の駅や車両を使い、12月15日、絵本作家のまゆこさんが描いた絵本「ロケット王子」をテーマにした親子イベントが開かれる。

大船駅を出発するモノレールの車両。宇宙に飛び出していくロケットをイメージ。当日は「ロケット王子」のヘッドマークを装着する

[広告]

 同書は、星が大好きな王子が自作した望遠鏡で見つけた「わっか星」を目指し、猫のタイタンと共にさまざまな人たちと交流し冒険しながら成長していく物語。2013年からこれまで7巻が発行され、現在も宇宙旅行は続いている。

 「ミュージカルになったり、CDやカードゲームが出たりと自分でも想像していなかった展開に驚いている」とまゆこさん。「今回も大好きな湘南モノレールとコラボできて夢のよう」と瞳を輝かせる。

 今年4月、湘南モノレール社長・尾渡英生さんとイベントで会ったことが今回のイベント開催につながった。後日まゆこさんが親子で楽しめるイベントを企画しプレゼン。子どもの頃、何かになりきる「ごっこ遊び」が大好きだったというまゆこさんが「以前から懸垂式のモノレールは空を飛んでいるイメージがあり、車両を宇宙に飛び出していくロケットに見立ててツアーを考えた」と言う。

 当日は10時45分に大船駅改札前に集合し、今年からまゆこさんと読み聞かせイベントを開いているミュージシャン古田朝映さんの「モノレールのうた」の演奏でスタート。「ロケット王子」の特別ヘッドマークを装着した車両に乗り込む。「実は『大船』という駅名がすでに宇宙ステーションみたい」と笑い、「ロケットに搭乗して、みんなでいっしょに『湘南江の島星』を目指す。擬似的な宇宙旅行と物語を通して宇宙を身近に感じてもらえれば」と意気込む。

 3両編成のうち1車両を貸し切り、車内ではミュージカル「ロケット王子の星ものがたり」で歌われた「しゅっぱつのうた」を合唱や読み聞かせ、湘南江の島駅に到着後は新装になった5階ルーフテラスを見学し、1階に下りて紙芝居とアコーディオンライブを行う。紙芝居は、これまでのものを一新し初披露するという。読み手はミュージカルの出演者でもある松本ゆみさん。新たに製作中の紙芝居用の枠も初披露する。

 まゆこさんは「宇宙を舞台に夢をテーマにした『ロケット王子』。描いている私自身も今回のコラボのように少しずつ夢をかなえている。絵本や今回のイベントが、子どもも大人も夢に向かって飛び立つきっかけになれば」と話す。

 開催時間は10時45分~12時30分。参加費は、大人=1,200円、子ども=900円(1日フリー切符、絵本、ポストカード付き)。申し込みはメール(astrax_studio@iss-japan.com)まで。湘南江の島駅1階でのライブは申し込み不要・参加無料。

エリア一覧
北海道・東北
関東
東京23区
東京・多摩
中部
近畿
中国・四国
九州
海外
セレクト
動画ニュース