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鎌倉で暮らす「オチビサン」初のフェスタ 新緑に囲まれた古民家で世界観体感

キャラクターの立体人形を貸し出す「オチビサンとたからの庭の風景360度撮影会」は1回15分、料金500円

キャラクターの立体人形を貸し出す「オチビサンとたからの庭の風景360度撮影会」は1回15分、料金500円

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 北鎌倉・浄智寺奥の古民家シェアアトリエハウス「たからの庭」(鎌倉市山ノ内)で4月26日~28日、安野モヨコさん原作の漫画「オチビサン」の世界観を体験しながら楽しむ「鎌倉オチビフェスタ」が開かれる。

手製のオチビサン帽子を被り新緑の中で写真が撮れる「オチビサンになってお庭を散策」。1回15分で料金は500円

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 「オチビサン」は鎌倉のどこかにあるという「豆粒町」が舞台。主人公オチビサンを中心に犬のナゼニやパンクくいなどのキャラクターが四季の移ろいの中で暮らす物語。2007年に朝日新聞で連載が始まり、現在は週刊「AERA」誌に連載中で、単行本や絵本も発売されている人気作品。

 「オチビサングッズの企画制作スタッフが北鎌倉に引っ越して来たのがきっかけ」と話すのは同施設代表の島津克代子さん。「『自然に囲まれたたからの庭がオチビサンの世界観にぴったり』と言ってくださり、後日スタッフ皆さんで見学していただくと、その場で日程が決まってしまった」と続ける。

 早速、同施設を拠点に活動している陶芸家や造形作家、飲食を提供するスタッフらと、豆粒町が同施設の自然の中にあるという発想でイベントを仕立てていった。オチビサン側のスタッフに提案すると喜ばれ、「どんどん盛りだくさんにふくらんでいき、オチビサン史上初めてのフェスタ(お祭り)になってしまった」と笑って振り返る。

 当日は、オチビサンの部屋をイメージした和室を用意するほか、「オチビサンなりきり帽子」や「オチビサン3D人形」を貸し出し、自然の中でSNS映えする写真の撮影会、散歩しながら物語に登場する野花を知るワークショップ、オチビサンスタンプを使うオリジナル皿作り、陶器製の豆皿やブローチ作り、バッグやTシャツなどにオチビサンらのはんこを押すワークショップなどを行う。

 公式ショップ「まめつぶ屋」もブース出店しオリジナルグッズを販売するほか、クラフト作家らによるコラボグッズの販売、弁当やパン、菓子なども用意。島津さんは「緑あふれる時期にオチビサンの世界をそのまま感じていただけるような演出や楽しい企画がいっぱい。一日中楽しめるイベントに」と意気込む。

 春から初夏にかけての物語をピックアップした「オチビサン原画展」やショートムービー「オチビサン」上映も。

 島津さんは「私たちが忘れてしまった季節感や日々見失いがちな優しい気持ちを思い出させてくれる『オチビサン』。少しでもその世界を身近に感じていただきたい」と話し、「ファンはもちろん、あまりよく知らないという市民の皆さんにも、オチビサンたちも暮らしている鎌倉の魅力を見直すきっかけになれば」と来場を呼び掛ける。

 開催時間は10時30分~16時30分。入場無料。

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