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鎌倉の書店で閉店後に怪談話 女性朗読家が小泉八雲の「コワイオハナシ」演じる

朗読家のやまおきあやさん。店主の金野さんは「暑い夜を涼しくする熱演を期待」

朗読家のやまおきあやさん。店主の金野さんは「暑い夜を涼しくする熱演を期待」

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 鎌倉のセレクト書店「ポルベニールブックストア」(鎌倉市大船3)で8月3日、朗読イベント「やまおきあやのコワイオハナシ~鎌倉は何もかも愉快 小泉八雲~」が開かれる。

7月19日に開かれた「ロンドン・ジャングルブックを日本でいちばん最初に読む会」の様子。タイトル通り、日本初のお披露目だった

 「ようやく梅雨も開け暑くなりそう。そんな週末の夜に涼しくなるイベントを企画した」と話すのは、店主の金野典彦さん。「ある本の著者からやまおきさんの情報をいただき、時期的もぴったりだと思い連絡した」と続ける。

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 やまおきさんは1982(昭和57)年生まれの俳優で朗読家。テレビや舞台に出演する傍ら、読み聞かせや演劇とは異なる独自の「朗読劇」をメインに活動している。

 オファーを受け同店を訪れたやまおきさんは「『朗読家』としていろいろなジャンルの話をいろいろな場所で演じているが書店という空間は初めて」と話し、金野さんも「熱意を感じ、素晴らしい場になるとイメージできた」と、その場で具体的な話を進めたと振り返る。

 これまでにも「自分の好奇心が動き、お客さまの興味も引きそうな」作家や編集者、地域で活躍する人などを招いてトークイベントを6回開いてきたが、「今回のような朗読スタイルは初めて。新たなチャレンジでとても楽しみ」と目を輝かせる。

 演目のテーマは、怪談。著書「日本の面影」の中でも鎌倉を歩いた記述がある小泉八雲が描いた話を中心に、情感たっぷりに演じるという。

 公演後はやまおきさんと参加者の懇談会を用意する。「酒縁(しゅえん)女優」も名乗り、東京阿佐ヶ谷の「旅好きがみつけた酒と肴mako-ya」でも不定期に日替り店長を務めるほど日本酒好きのやまおきさんが選んだ日本酒も提供する。

 同店は昨年11月にオープン。週刊誌などは置かず、人文や社会系を中心に金野さんが独自の視点で選んだ書籍が約33平方メートルのスペースに並んでいる。近隣住民だけでなく遠くから訪れる客もおり、一度に複数冊購入するケースも多いという。

 金野さんは「夏の夜らしいエンターテインメントを気軽に楽しんでいただければ」と呼び掛け、「本を読んで面白かったら、それを書いた人や関わった人から直接話を聞きたくなる。そう考えて本から人へと世界を広げ、みんなで楽しめるようなイベントをこれからも企画していきたい。イベントのアイデアも大歓迎」と話す。

 開演時間は19時~20時40分。参加費は1,500円(ビールかソフトドリンク1缶付き、成人のみ日本酒の提供あり)。定員28人(先着順)。申し込みは電話(TEL 0467-40-5102)やメール、店頭でも受け付ける。

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