4月に配信をスタートした鎌倉経済新聞の年間PV(ページビュー)ランキング1位は、大船に新刊書店誕生の話題を伝える記事だった。
全国的な傾向を反映して鎌倉市内でも書店の閉店が相次ぐ中、新たに店をオープンするというニュースに注目が集まった。「みんなのための本はない。あなたのための本がある」をコンセプトに店主の金野典彦さんがセレクトした本が並ぶ「ポルベニールブックストア」は、11月29日にオープンし、滑り出しも好調だという。
ランキングは4月3日から12月11日に配信したヘッドラインニュースのPVを集計したもの。上位10位のランキングは以下の通り(カッコ内は掲載日)。
1. 大船に新刊書店誕生 人や地域の「未来」つなぐ存在に(11/22)
2. 建長寺門前にスイーツ専門店 チーズケーキやSNS映えする「こびんスイーツ」も(7/10)
3. 野村総研跡地活用を考えるハイキング 鎌倉市内最大級の建物に驚きの声も(11/13)
4. 鎌倉腰越で2日間「ぶらり飲み歩き」イベント 飲食以外も連携、「腰越フェス」に(10/31)
5. 書店を改装した鎌倉「ブックスペース栄和堂」閉店へ 建て替えで「やむなく」、惜しむ声も(10/2)
6. 鎌倉にフルーツサンド専門「フツウニフルウツ」 レトロな商店街の牛乳店を改装(7/13)
7. 鎌倉材木座海岸で5年ぶりに流鏑馬 秋の砂浜を武者姿で疾走(10/26)
8. 鎌倉のラーメン激戦区に中華そば「トランポリン」 女性ヨガインストラクターが転身(7/13)
9. 鎌倉に「連泊プランだけ」のホテル誕生 「朝や夜もとことん楽しんで」(10/23)
10. 鎌倉光明寺でジャズフェス 本堂前のステージでゴスペルも(9/4)
1位をはじめ、2位の「こびんスイーツ」の「鈴の日」、6位のフルーツサンド専門店「フツウニフルウツ」、7位の中華そば「トランポリン」など店舗オープンの話題が上位に並ぶ中、地域で長く親しまれてきた「ブックスペース栄和堂」の閉店を惜しむ話題が5位に入った。
3位の「野村総研跡地」や7位の5年ぶりに開かれる「砂浜での流鏑馬」など、一般には知られていない鎌倉のことを伝える記事への関心も高かった。
毎日のように多くのメディアで取り上げられ年間2000万人以上の観光客が訪れる鎌倉は、17万人が暮らす生活の場でもある。今後も、来訪者も地域の人もハッピーになれるような「カマケイ」ならではの切り口で日常のニュースを届けていきたい。