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鎌倉インテルFC、雨中の接戦制し県リーグ2部昇格 誕生わずか1年

試合後の記念撮影で喜びを爆発させるイレブン

試合後の記念撮影で喜びを爆発させるイレブン

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 日本工学院グラウンド(東京都八王子市)で12月23日、鎌倉インターナショナルFC(通称=鎌倉インテル)が神奈川県社会人サッカー選手権大会1次トーナメントDブロック決勝戦でFC NEXTARに1-0で勝利し、2部昇格を決めた。

値千金のゴールを決めベンチ走る芝尾選手(背番号7)。歓喜の輪が広がる © Taro-Ramos

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 鎌倉に根差し貢献しながら、将来のJリーグ入りを目標に今年1月誕生した鎌倉インテル。「サッカーを通して鎌倉から世界中のどこでも活躍できる人材を育成する」をコンセプトに命名した。5月から99チームによる県社会人リーグ3部に参戦、Lブロックを5勝1敗1分の2位で終えトーナメントに進んだ。

 4ブロックのトーナメント優勝チームが来季2部リーグに自動昇格する。同クラブは1回戦で東海FC Wingsを1-0で、2回戦でHomies FC Fujisawaを5-0で退け、優勝と昇格に王手を掛けていた。

 午前中から降り出した雨の中、14時40分にキックオフ。昇格を懸けた一戦らしく序盤から激しくぶつかり合う攻防となった。お互い決定機をつくり出せずに進んだ前半35分、鎌倉インテルが右サイドのゴールライン近くでフリーキックのチャンスを得る。角度のない所から芝尾選手が蹴ったボールはそのまま相手ゴールに吸い込まれ先制。後半4分にペナルティーキックを得るが止められてしまうなど最後まで追加点こそ奪えなかったものの、トーナメントをここまで無失点で抑えてきた守備陣が奮闘し1-0で試合終了のホイッスルを聞いた。

 試合後は、シンボルカラーの黄色と青のタオルマフラーを手に応援したサポーターたちと喜びを分かち合った。

 同クラブスタッフの田中俊哉さんは「来年から戦いの場を移す2部は、J1から数えて8つ目のカテゴリー。たかが1つ上がっただけとはいえ、99チームの中で昇格できたのはたった4チーム。1シーズン苦楽を共にしたメンバーと昇格を勝ち取れることができて感動と安堵(あんど)の気持ちでいっぱいになった。選手やスタッフ、応援してくださる皆さんに感謝している」と話し、「今後はさらに厳しい戦いが待っているが、一体となってステップアップしていきたい」と早くも来シーズンを見据える。

 鎌倉市リーグBでは1位となり、来シーズンは同リーグAへの昇格もすでに決まっている。

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