鎌倉経済新聞2021年上半期PV(ページビュー)ランキング1位は、フレンチレストラン「ステレオカマクラ」がコロナ禍を乗り越えるために朝食の提供を始めたニュースだった。
2017(平成29)年のオープン以来、売り上げは好調で2020年4月の緊急事態宣言も何とか乗り越えたという同店だったが、2度目の宣言で夜の時短営業を余儀なくされたことから朝の営業を始めた。店主は「朝営業はオープン当初からの夢だった」と話し、宣言やまん防措置が解除となった現在も朝食の提供を続けている。
ランキングは、今年1月1日から6月30日までの半年間に配信した「ヘッドラインニュース」のPVを集計したもの。10位までのランキングは以下の通り(カッコ内は掲載日)。
1. 鎌倉のフレンチレストランがワンコインから朝ごはん 創業時の夢実現 (1/21)
2. 鎌倉腰越の寺院巡り限定「ご朱印帳」 世代超え仲間で手作り(4/23)
3. 「湘南モノレール全線開通までの全記録」ネット配信 50年誌に書ききれない人間ドラマも (2/26)
4. 民泊・カフェの収益で運営する鎌倉の子ども食堂 コロナ禍で継続も窮地に(1/28)
5. 「シュミーズ」って何? 鎌倉の花屋で「抱きしめたいほどかわいい下着」展(4/29)
6. 鎌倉の隠れ家カフェが密に? コロナ禍を機にリニューアル(3/11)
7. 鎌倉の豆腐ハンバーグ専門店が「早朝食堂」 ドラマ「深夜食堂」ヒントに(5/25)
8. 平成生まれ2人が始めた「朝の鎌倉まち歩き(ゴミ拾いしながら)」 毎週続けて1年(1/8)
9. 鎌倉駅から15分「ハルバル材木座」 住みなれたわが家を複合型コワーキングに(4/8)
10. 大船仲通り商店街に新たな多目的空間 鎌倉の多彩なニーズへの対応目指す(5/14)
2位は、腰越エリアの寺院限定の御朱印帳を地元の人をつなげながら手作りしたというニュース。134冊を売り上げ、2カ月が過ぎた現在も注文が入り続け、間もなく30冊を追加販売するという。
3位は、7月2日に全線開通から50周年を迎える湘南モノレールの歴史を追う連載記事の話題。
4位の「民泊・カフェの収益で運営する鎌倉の子ども食堂」、6位の「鎌倉の隠れ家カフェが密に?」、7位の「鎌倉の豆腐ハンバーグ専門店が早朝食堂」など、コロナ禍をアイデアを駆使して乗り越えようとする個人経営の店の話題が目立った。
鎌倉経済新聞は今後も、変化していく街や人の話題をいち早く伝えていきたい。