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「鎌倉ろじうら陶器市」今年も 益子や笠間、鎌倉の若手作家作品集め

若手作家を中心に普段使いできる陶器をセレクトしたという(昨年の様子)

若手作家を中心に普段使いできる陶器をセレクトしたという(昨年の様子)

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 益子(栃木県)や笠間(茨城県)、鎌倉の陶器作家の作品を展示販売する「鎌倉ろじうら陶器市」が10月8日から、鎌倉駅近くの古民家「納屋」と料理教室「ROJIURA KITCHEN(ロジウラキッチン)」(以上、鎌倉市御成町)で開かれる。

「鎌倉の路地を楽しんで」と地元で生まれ育った松田さん

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 主催は「ROJIURA KITCHEN」で、昨年12月に続く2回目の開催。益子と笠間の陶器市を訪れては「作家もの」といわれる作品を購入してきたという「ROJIURA KITCHEN」代表の松田美果さんは「作品を料理教室で使うと生徒から購入先を聞かれることが増え、陶器市を紹介していたが、昨年・一昨年ともコロナ禍で開催が中止になった。ファンの一人として何かできないかと作品を鎌倉で紹介することにした」と話す。

 第1回は近郊在住の作家のファンや地元客で「小さい規模ながらも想像以上の人出」(松田さん)だったという。松田さんは「開催の継続を望む声のほか、今年も各地の陶器市が開催中止となったこともあり、続けることにした」と話す。

 今回は、若手を中心に鎌倉の作家を含む14人の作品を展示販売。イートインスペースでは、「SASUKE DROP(サスケドロップ)」の紅茶や松田さんが作る焼き菓子などを用意。いずれも出展作家の器で提供し、使い心地を試してもらう。

 元は質店という「納屋」では、使っていない1階を展示スペースとし、金庫室も開放して作品を並べる。来場者には「ROJIURA KITCHEN」との間の路地を行き来しながら回遊してもらう。

 両会場内は、ドライフラワーを販売する「Galerie botanique(ギャルリボタニク)」が鎌倉の海や山の素材とドライフラワーで作ったオブジェなどで装飾する。

 松田さんは「並ぶのは全て手仕事の作品。個性がありつつも違和感なく毎日の食卓で使ってもらいやすい器を選んでいる。普段は入れない珍しい建物と一緒に楽しんでほしい。周辺にはカフェや雑貨店も多いので、来場の前後には路地の散歩も」と薦める。

 開催期間は10月8日~10日、15日・16日。開催時間は11時~17時。「納屋」のみ8日14時までは要予約。イートインスペースの開設は10日まで。

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